
お試し居住で移住のイメージを持ってみよう!具体的にはどういうものなの?
投稿日 2016/11/14
最終更新日 2016/11/14
この取り組みを行っているのはシニアに優しい街で知られている北九州市です。
北九州市は政令指定都市の中でも高齢化が進んでいます。
しかし65歳以上のシニアを中心に医療など整備されていることから住みやすい街としてシニア層の移住を積極的に進めています。
お試し居住とは
北九州市で行われているお試し居住。
北九州市への移住を考えているシニア層に対して行っている取り組みの一つです。
その名前の通り、北九州市側が用意したウィークリーマンションへ2~4週間居住し、観光名所や介護施設、地元の企業などを訪問していきます。
そして北九州市がどのような街なのかということを知ってもらうという取り組みです。
対象は50歳以上のシニアが対象になっています。
初回のモニター募集では9名が参加したとのこと。
そしてその参加者たちは今でもSNSを通して交流があるそうです。
また参加者たちはお試し居住前に抱いていたイメージと違うと話をしています。
製鉄所というイメージが大きかったそうですが、実際は緑も多く、海も近いなど自然を感じることができるところでもあり、適度な都会であることが好印象であったようです。
お試し居住してみないと移住先のことが分からない
北九州市を始め、移住を考えている方にとってお試し居住はメリットがあるものです。
移住してから「イメージと違った」「暮らしにくい街だった」となってしまっては意味がありません。
そのようなことにならないようお試し居住を活用することが大切になります。
今回の北九州市で行われているお試し居住に参加した方々もお試し居住前に抱いていたイメージと全く違うと感じており、住みやすいと感じているようです。
また北九州市側の担当者としても実際に見てもらい体験してもらうことで移住希望者が移住した時にその街でどのように関わっていくことができるのか具体的にイメージすることができるとしています。
移住は都会から田舎に移住するだけではありません。
そしてその街を少しでも知ることでより移住が具体的に感じられ、安心して移住することができるようになるのではないでしょうか。
まとめ
北九州市のような政令指定都市でも高齢化が進んでいます。
しかしその高齢化を生かしてシニア層が移住を考える時に不安にならないよう街づくりをすることができます。
高齢になると医療や介護も大切なことではありますが、何よりもいつまでも元気に生活し続けることができるよう社会との関わりが充実できるような街づくりが求められます。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
関連記事
- 高齢化社会への対策とは?今、何をすべきなのか
今の日本は「少子高齢化社会」です。出生率が低下している中、高齢者の割合が著しく上昇しているので、2030年には、日本人口の3分の1が高齢者になると言われています。これを2030年問題というのです。当然
詳しくみる - 介護人材不足解消へ……コミュニケーションロボットの活用は介護現場をどう変えるか?
介護現場では人材不足が深刻です。介護施設の6割以上が人手不足を感じています。労働条件の緩和など介護現場では働きやすい環境作りに取り組んでいますが、人材不足の解消にはつながっていません。そこで介護者の代
詳しくみる - 体を温める冬の食事7選 冷えを解消するために
冬が近づくに連れて、温かいものが食べたくなりますよね?体を温めることは細胞を活性化させることに繋がるため、健康にも良いと言われています! (さらに…)
詳しくみる - 高齢者が冬に気をつけたいヒートショックとは?症状と予防方法
皆さんはヒートショックという症状を聞いたことがありますでしょうか。高齢者が自宅で死亡する事故の4分の1はこのヒートショックが原因だと言われています。 (さらに…)
詳しくみる - 歯の本数と睡眠に関係が!?健康のためには歯の健康を
「歯は健康の原点」なんて言われたりしますが、先日東北大学の発表で歯がない高齢者は短時間・長時間睡眠のリスクが高くなることが明らかになりました。 (さらに…)
詳しくみる
あなたにおすすめの介護施設
エリアから探す
全国の介護施設を検索することができます。都道府県を選択してください。