
お風呂を安全に!リラックスして入浴するには?
投稿日 2016/03/04
最終更新日 2016/03/04
入浴が及ぼす影響
私たちが入浴する場合、お湯の温度や湯船に入っている時間など自分で体調に合わせて判断し安全に入浴しています。また、身体も健康で元気であるため、入浴をすることは負荷にはならずにリラックスできます。しかし、高齢者にとって入浴には様々な影響を及ぼす恐れがあります。脱衣場などの浴室の外と浴室の温度差が激しい時に起こるヒートショック現象というのを聞いたことがある人は多いのではないのでしょうか。これは温度差によって全身の血管が急激に収縮し、脳出血や心臓発作を起こしてしまう現象のことです。
入浴での事故を防ぐには
高齢者は複数の病気を持ち、体力や筋力も低下しています。そのため、入浴という行為は事故を起こす可能性が高い環境です。脱衣場と浴室の温度差をなくし、ヒートショックを予防すること、滑りやすいマットを置かない、石鹸分が残らないようにするなどの環境整備をすることが大切です。また、湯温が高すぎたり低すぎても危険です。適温は38~41℃と言われています。この温度以上だと血圧が急激に上昇して危険です。またやけどなどの可能性もあります。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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