
脳の活性化に有効な方法は?会話で脳を活性化させよう!
投稿日 2017/03/28
最終更新日 2017/03/25
近年行われている研究では、使われなくなった脳機能は低下しやすいということが分かっています。
また会話という知的能力を利用することで脳機能を維持・向上させることができます。
しかし高齢者にとって会話をする相手がいないということが多く、知的活動も低下しやすい状態です。
そのため人間型ロボットなどが高齢者の会話の相手をすることでの変化についても研究されています。
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脳の活性化に会話が有効
しかし現代の高齢者にとって会話をする機会が減少している状況もあります。
このことは高齢者のみの世帯の増加や、一人暮らしの高齢者の増加、社会との関係性が希薄になっていることが関係していると考えられます。
会話は相手の言葉を瞬時に理解し、返答するという脳機能をフル活用する機会になります。
併せて相手の感情を読み取るなどの技術も必要になります。
こうしたことで脳の広い範囲の活動が活性化するということが分かっています。
しかし毎日繰り返して行われている内容の会話ではそれほど脳機能の活性化ができません。
そのため意識して会話をすることが必要なのです。
有効な会話方法とは
ただ会話をするということが脳機能の活性化につながるというわけではありません。
ではどういった会話が脳へ有効なのでしょうか。
まずは挨拶だけではなく、その季節のことや会話をしている本人のことなど自分自身で考えて会話をするということを意識していくことが必要です。
実は連絡などのいつも同じことを伝えているというだけの会話では脳機能はそれほど使われていないということが研究で分かっています。
そのため自分と相手との自由なやり取りをして、考えながら会話をするということを意識すると脳機能の活性化ができます。
また電話でも活性化になるのですが、直接相手と話をすることでより活性化を促すことが可能になります。
電話では相手の感情をダイレクトに知ることが難しいのですが、直接であれば相手の感情などを読み取り、反応して返答することができます。
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まとめ
高齢者にとって会話をする機会を多くするということは簡単ではありません。
高齢者の中には会話をすることに対して面倒という思いをしている方は少なくありません。
そのため楽しい思いを持ってもらっての会話ができるように意識していくことも大切です。
地域の中での関わりも希薄になっている現代ですが、地域の高齢者と会話をする機会を増やすということは高齢者の脳機能の活性化と同時に高齢者の楽しみにつながると言えます。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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