
民事信託のメリットとデメリットを押さえて有効活用しよう!
投稿日 2017/05/07
最終更新日 2017/05/01
民事信託は営利を目的としないものを指します。
そもそも信託とは自分自身の財産を信頼できる人に託し、受け取る人も指定し、その人に与えるというものです。
今、この民事信託が富裕層の中で注目されています。
しかし民事信託にはメリットもデメリットもあります。
従来の法律や裁判所の考え方とは異なり、自由に財産管理ができる一方、税金などの面でデメリットになることもあります。
民事信託をよく理解しておきましょう。
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民事信託とは何か
民事信託は今、財産管理の部分で富裕層を中心に注目されています。
では民事信託はどのようなものなのでしょうか。
「信託」には自分の持つ財産を信頼できる人に託し、その託した財産で得られた利益を受け取る側を指定して与えることです。
信託銀行などが行う信託は商事信託とされています。
一方、この民事信託は営利を目的としていないものとして、今財産管理の面で注目されているのです。
民事信託は成年後見人制度とは異なり、生前から死後まで想定して設定できるのが特徴です。
そう考えると相続対策において効果的な手段となると言えます。
民事信託のメリットとデメリットは
財産管理の面で注目されている民事信託ですが、メリットとデメリットはどのようなところにあるのでしょうか。
まずはメリットを確認していきます。
メリットには生前に財産管理ができることが挙げられます。
今までは成年後見人制度を利用している場合、自由な管理が難しかったのですが、この民事信託では可能になります。
また相続の詳細を決めることができるのもメリットになります。
また2代目、3代目の孫の世代までしっかりと財産を分割することができることも挙げられます。
一方デメリットとしては大きなものがないとされています。
しかし贈与税などの税金面で理解が不足していると課税対象となり、困ってしまうことがあることも知っておきましょう。
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まとめ
意外と自由な設定ができる民事信託ですが、今後法的な制限などがかけられることも考えられます。
また認知症などにより意思表示が難しくなってしまってからでは成年後見人制度を取る形しかなくなります。
「親はまだ元気だから大丈夫」と過信せずに、元気なうちから財産管理について話をしておくことが良い家族関係を維持するために必要なことと言えます。
いざという時に慌てて相続対策をしないように、そして財産で家族関係が悪化しないようにしたいものです。
また財産を残す側も残された家族がもめないように対策をしておくようにしましょう。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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