ロコモティブシンドロームをご存じでしょうか。ロコモティブシンドーロムとは、運動器症候群のことです。運動器の障害から要介護状態になってしまう可能性の高い状態になることを指します。運動器障害になる原因は大きく分けて二つあります。一つ目は筋肉や骨など運動器そのものの病気です。
例としては「変形性関節症」や「骨粗鬆症」「脊柱管狭窄症」などです。もうひとつは年を重ねることによる運動機能不全です。加齢により若いころとは変わり筋力や体力が低下し、それにより運動不足となり機能低下してしまう事なども含まれます。

ロコモティブシンドロームを防ぐには

乳製品でロコモティブシンドロームを防ごう!!についてのイラスト
誰もが「いつまでも元気で健康に過ごしたい」と思う事でしょう。言葉にするのは簡単ですが、ではみんな具体的に対策としてなにをしているのでしょう。
運動をすることはもちろんです。しかしながら思い通りに動かなくなってきた体で、どこまでの事ができるかもわからない、すぐ疲れてしまうし効果がすぐに見えない事を続ける精神力も持っていない。そんな人が多いのではないでしょうか。
身体を動かす運動ももちろんですが、食生活でも大きな要因を秘めています。体にいいからといっても好きでないものを食べ続ける事は必ずしも健やかな体を保てることにはなりません。おいしいものを楽しく食べる事が重要なのです。

カルシウムの重要性

白山市の食生活改善推進協議会会長の塚原幸子さんは、カルシウムの吸収率に着目しました。小魚が33%、青菜が19%なのに対し乳製品はなんと40%もあることがわかりました。そこから、塚原幸子さんが開催する料理教室にて高齢者でも食べやすい「さばのピリ辛そぼろどんぶり」に粉チーズを、「五目おから」に牛乳を取り入れてみました。
カルシウム含有量が多いと言われ多くの方がイメージするのが小魚なのど魚介類だと思いますが、高齢者の方が沢山の魚介類をとろうとするとなかなか大変です。また魚介類は調理において塩分なども心配されます。

食品を同じ100g中のカルシウム含有量で比較してみると、チーズが600mgと多く、次いでワカサギやマイワシが400mg、ヨーグルト・牛乳は100gとなっています。さらに着目していきたいのが吸収率です。ワカサギやマイワシは吸収率33%なので約132mgのカルシウムを吸収出来る事になります。チーズに至っては吸収率40%なので薬240mgものカルシウムが吸収できるという計算になります。

まとめ

もちろんその規定量をそのまま食べるのでは味気なく義務感のようでおいしく食べられませんよね。この食材を毎日これだけ食べなければならない!というのでは食事が楽しくなくなってしまいます。このような内容を理解して頂いたうえで、ではどうしたらおいしく調理できるのか、そこを考えていったらいいのではないでしょうか。
季節の食材を取り入れ、さまざまな栄養をバランスよくとりながら副菜や完食で乳製品を取り入れてみてはいかがでしょうか。

参考元:中日新聞