
公的保障にも様々な種類が!働けなくなったことを考えておこう
投稿日 2016/10/25
最終更新日 2016/10/25
しかし公的保障のことを理解した上で民間の保険に加入することが保険料の節約にもなります。
特に40~50代の方は公的保障についての知識を持ち、万が一の時にしっかりと使えるようにしておきましょう。
傷病手当金
公的保障の中でも周知されているのが傷病手当金です。この保障は収入の2/3を保障してくれるものです。
病気やけがなどで仕事を休業することになった際に健康保険から支払われるものです。
今は元気に働いていてもけがや病気がいつ襲ってくるか分かりません。
そしてそれらによってどのくらい仕事を休まないといけないのか、休んでいる時の収入はどうしたらいいのかということが不安を大きくさせます。
そのような時にもし勤め先から保障されなかったら大変なことになりますよね。
この傷病手当金はそのような時に給与の2/3を健康保険から支給する保障制度です。
障害年金の受給資格も
傷病手当金の保障期間は1年6か月になります。
その後も働けない状態であるということになってしまったら障害年金の対象となることも考えられます。
障害年金に関する相談は最寄りの年金事務所などで行っていますので相談してみましょう。
障害年金は障害の原因となった病気やケガで受診した初診日から1年6か月が経過したのちに障害1級または2級に該当する時、障害が継続している間に支給されるものです。
障害年金は身体の障害以外にも例えばうつ病のように精神的な障害も該当します。
この障害年金に関してはしっかりと年金を収めていることが条件になります。
民間保険には加入しているけれど年金は未払いであるという場合には障害年金が支給されないことになりますので注意しましょう。
民間保険と公的保障を見極めましょう
傷病手当金や障害年金のように働いていた人が何かしらの原因で働くことができなくなった場合に保障してくれるものがあります。
この公的保障を理解しておくことで民間保険の加入を見直すことで保険料を節約することも可能です。
民間保険も様々な保障を打ち出しています。その中で最も自分に必要なものを見極めて加入し、併せて公的保障を受けるためにはどのような手続きをするべきなのかを知っておくことが求められます。
万が一の時にしっかりと保障を受けることができるようにしておくことが自分たちの生活を不安なく送るためにも必要なことと言えます。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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