
高齢者は熱中症になりやすい!この時期から対策を考えましょう
投稿日 2016/05/13
最終更新日 2016/05/12
特に高齢者の方は熱中症になりやすいので注意が必要です。昨年、自宅で高齢者が熱中症による死亡事故も起きています。本格的な夏を迎えるこの時期からしっかりと対策を考えて行きましょう。
なぜ高齢者は熱中症になりやすいのでしょうか
熱中症患者の半数以上は65歳以上の高齢者と言われています。なぜ高齢者の方が熱中症になりやすいのでしょうか?それは年齢と共に暑さを感じる事やのどが渇いたと感じる調整機能が低下してしまうからです。「昔の夏の方がもっと暑かった」「昔はクーラーなんてなくても過ごせたから大丈夫」こんな高齢者の声をよく聞くことがありますがその言葉を鵜呑みするのは危険です。また食事量も高齢になるにつれ減っていくのでそれに伴い水分量も減っていて脱水を起こしやすい状態にある場合があります。そこに気温があがり発汗するとすぐに脱水症状をおこし熱中症を引き起こしてしまうのです。また高血圧や心不全などで利尿作用を持つ薬を服用されている方も注意が必要です。
高齢者が熱中症にならない為の対策方法は?
室内では温度計を付けてこまめに室温を確認しましょう。そして扇風機やエアコンで温度調整するようにしましょう。特に夜間の寝苦しい日に熱中症で運ばれる高齢者が多いのでエアコンをつけるほうが良いでしょう。他には遮光カーテンやすだれ、打ち水なども効果的です。外出時は真夏に入る前から注意が必要です。天気の良い日は日傘や帽子を常に忘れずに。こまめに日陰で休憩することも大事です。通気性の良い服を着用し体を冷やすグッズを利用するのもいい方法です。そして室内、室外問わずこまめに水分を補給することが大事です。「のどが渇いてない」と感じていても体が欲しています。経口補水液など塩分、糖分の含んだ水分をこまめに取るように心がけましょう。
まとめ
今年の夏は猛暑の予測もされています。節電を気にしてエアコンをつけるのに気が引けてします事があるかもしれませんがしっかりと室温を確認して、気温の高い時はエアコンや扇風機を使うようにしましょう。その日の体調も影響を受けやすいので少しでも調子が良くない時は外出を控える事も考えましょう。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
関連記事
- 高齢化社会への対策とは?今、何をすべきなのか
今の日本は「少子高齢化社会」です。出生率が低下している中、高齢者の割合が著しく上昇しているので、2030年には、日本人口の3分の1が高齢者になると言われています。これを2030年問題というのです。当然
詳しくみる - 介護人材不足解消へ……コミュニケーションロボットの活用は介護現場をどう変えるか?
介護現場では人材不足が深刻です。介護施設の6割以上が人手不足を感じています。労働条件の緩和など介護現場では働きやすい環境作りに取り組んでいますが、人材不足の解消にはつながっていません。そこで介護者の代
詳しくみる - 体を温める冬の食事7選 冷えを解消するために
冬が近づくに連れて、温かいものが食べたくなりますよね?体を温めることは細胞を活性化させることに繋がるため、健康にも良いと言われています! (さらに…)
詳しくみる - 高齢者が冬に気をつけたいヒートショックとは?症状と予防方法
皆さんはヒートショックという症状を聞いたことがありますでしょうか。高齢者が自宅で死亡する事故の4分の1はこのヒートショックが原因だと言われています。 (さらに…)
詳しくみる - 歯の本数と睡眠に関係が!?健康のためには歯の健康を
「歯は健康の原点」なんて言われたりしますが、先日東北大学の発表で歯がない高齢者は短時間・長時間睡眠のリスクが高くなることが明らかになりました。 (さらに…)
詳しくみる
あなたにおすすめの介護施設
エリアから探す
全国の介護施設を検索することができます。都道府県を選択してください。