漢方薬についての診療ガイドラインを、日本の東北大学のグループが世界に向け発表しました。
「漢方薬のガイドライン」は世界でも初のことです。



これで漢方が専門でない医師にとっても使用が明確になります。


これは診療における「漢方治療の手引き」となりますね。では普段処方される薬と漢方薬とはどう違うのでしょうか?

そもそも、漢方とはどういったものなのでしょうか?

漢方治療の手引き

高齢者の漢方薬治療のガイドライン 世界初の発表!についてのイラスト
私達日本人に馴染み深い「漢方薬」の事はよくご存知ですか?

高齢者にとって効能のある漢方薬リストが作られました。

漢方薬については今までは、科学的な根拠による発表がありませんでした。


そこで、日本の大学の研究グループは「どんな漢方薬が有効か?」「注意を払うべき含有生薬は?」と臨床実験を繰り返し
その結果から、薬名ごとに説明しているものが今回のガイドラインです。


これで、一目瞭然な漢方治療の手引きとして、世界中の疾患に対応できるようになります。

漢方治療とは?

日本では元々中国・朝鮮からの医術によって診療されていました。

江戸時代にオランダ医学が加わると、その2種類の治療法を
を分けて考えました。
その結果「蘭方(西洋医学)」と「漢方(東洋医学)」と言われるようになるのです。


つまり、漢方治療とは中国・朝鮮からもたらされた古来の医療方法で、自然界の「草根木皮」(動物、鉱物も有)などを用いる方法ですね。



そして、漢方とは「心身一如」が根本にある考え方で、「心・体」は同一という意味です。

従来は漢方薬治療は、現代の医学の補助的な位置と考えられてきました。

でも漢方治療の方が効果がある場合もあるのです。
そして、漢方薬は「副作用」が出にくいといわれ今世界でも見直されています。

現代治療(西洋治療)とは?

現代治療における新薬とは、大多数が人間が化学合成した薬で作られます。

漢方薬は基本的には、2種類以上の自然の生薬で作られているため、様々な傷病に適応することが可能です。


西洋医学では「高血圧にはこの薬」と決まっていますが、漢方薬では人によっては同じ病気でも薬が違う場合もあります。

そこには、漢方の心と体は1つであるという考えからから、個々の体質により漢方の調合が変わるからです。

まとめ

漢方薬というと「薬」との認識の方が多いと思いますが、私達が普段から料理に使っているスパイスの、「山椒」や「ショウガ」
は、漢方生薬なのですよ。

身近に感じませんか?
古くから漢方は私達の身近にあって、先人の知恵として受け継がれているのです。


これからはもっと、近代医学と漢方医学の「言いとこ取り」で、さらに治療効果が現れるのですね。



2016年7月15日 15:00