
詐欺は相談で被害を防ぐ!体操参加者に警察官が呼びかけ!
投稿日 2016/09/14
最終更新日 2016/09/15
この呼びかけは高齢者が多く集うラジオ体操を行っているところで行われました。
高齢者の詐欺被害について
高齢者をターゲットにしたオレオレ詐欺や悪質な契約が急増しています。被害に対する相談件数も年々増加しており、
2014年には相談件数が4.4万人となっています。これは2009年の1.4万人と比較してもかなりの増加がうかがえます。
今回、警察官が詐欺に対する注意を呼び掛けたのは高齢者が多く集まるラジオ体操の場でした。その呼びかけの場では詐欺被害に対する意識を高めてもらうためのイラストが描かれたトイレットペーパーが配布されています。また同時に交通事故被害の防止に対しても呼びかけ、反射材のついたタスキを配布してたそうです。
高齢者と話をする機会を増やそう
オレオレ詐欺などの特殊詐欺に対する相談件数が急増しています。なぜ高齢者は詐欺被害に合ってしまうのでしょうか。これらの詐欺は高齢者の判断能力の低下を狙っているような気がします。また
孤独感を持ちやすい高齢者に付け込んだ悪質な詐欺とも言えるのではないでしょうか。
まず高齢者は突然起こったことに対して正しい判断ができません。よって突然電話越しに「オレオレ○○だけど事故を起こしてしまって」言われてしまったら「大変、何とかしなくては」とすぐに行動に出てしまうでしょう。そして言われるままに金銭を用意し、手続きをしてしまい被害に合ったと気付いた時にはもう遅いとなってしまうのです。
そして訪問販売のような詐欺では親しげに話をされることで普段会話をすることがない高齢者だったら安心して契約してしまうかもしれません。こうしたことから普段高齢者と会話をするようにしておくことで詐欺を防ぐことができると言えます。また会話をするということは認知機能の維持にもつながります。
まとめ
核家族化が進み、高齢者夫婦のみの世帯や高齢者の独居世帯が増えています。そのため、特殊詐欺のターゲットになりやすい高齢者が多くなっています。また子供世帯も忙しいからと言って電話をする機会が減っていませんか?毎日5分でも会話をすることで高齢者の様子を知ることができます。
そしてその中で「こんな電話があったよ」と高齢者が話をすれば詐欺被害に合ったかもと速やかに対応できます。また詐欺被害に合わないように対策をすることもできるでしょう。
できるだけ会話を多く持つことで高齢者の詐欺被害を予防することができます。ぜひ今日から親世代など高齢者の家族に対して会話をする時間を持つようにしましょう。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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