
骨粗鬆症の原因、アルコール?顔が赤くなる人はリスク大!
投稿日 2017/06/09
最終更新日 2017/05/31
この研究で分かったのは飲酒後に顔が赤くなる人とそうでない人を比較した時に、顔が赤くなる人が骨粗鬆症による大腿骨近位部骨折を生じやすいという内容でした。
これは飲酒後のアルコール代謝に関わる遺伝子型を調査して分かったもので、もし飲酒後に顔が赤くなるという人の場合、骨粗しょう症になりやすく、さらに骨折のリスクも高まるということを知るきっかけになります。
[ad#campaign1]
[ad#adsense]
[ad#campaign2]
アセトアルデヒドが関係
飲酒をすると顔が赤くなるという方、多いのではないでしょうか。
顔が赤くなるのはアルコールに弱いというわけではありません。
顔が赤くなるのは飲酒し体内に入ったアルコールを分解する時に発生するアセトアルデヒドと呼ばれる毒素が原因で、顔などの毛細血管などが拡がるために起こるとされています。
アセトアルデヒドは交感神経への影響がとても大きいため、血流が良くなる他にも血圧が上がる、汗が出るなどの体調の変化が見られます。
今回の研究では、このアセトアルデヒドの遺伝子型が骨粗鬆症に関わっていると分かったのです。
骨粗鬆症を予防する
飲酒で顔が赤くなる人は骨粗鬆症のリスクが高く、骨折のリスクも高まるということが分かりました。
成人している人なら飲酒をして体調がどう変化するか自分自身のことをよく知っている方も多いでしょう。
もし赤くなるというのであれば骨粗鬆症のリスクが高いため、注意していきましょう。
骨粗鬆症は骨を作る細胞と骨を壊す細胞のバランスが崩れることで骨の密度が低下し、スカスカになってしまうことです。
スカスカの骨は強度がないため、少しの衝撃でも骨折をしやすいのです。
骨粗鬆症を予防するには乳製品を摂ることがいいと思われていますが、実は運動や日光浴なども必要なのです。
運動をして骨を強くするということ、日光浴をしてビタミンDを作り出すことが骨粗鬆症の予防になるとされています。
[ad#campaign1]
[ad#adsense]
[ad#campaign2]
まとめ
飲酒で顔が赤くなる人は骨粗鬆症のリスクが高いということが分かりましたが、顔が赤くならなくても過度な飲酒は骨粗鬆症のリスクになるとされています。
アルコールは骨を作る細胞の活動を抑制してしまうということが分かっています。
また喫煙も同様です。過度な飲酒や喫煙をしていると骨が弱くなってしまい、寝たきりのきっかけとなる骨折になるかもしれません。
元気なうちからしっかりと骨を強くするための生活習慣を整えていきましょう。
[ad#campaign1]
[ad#adsense]
[ad#campaign2]
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
関連記事
- 高齢化社会への対策とは?今、何をすべきなのか
今の日本は「少子高齢化社会」です。出生率が低下している中、高齢者の割合が著しく上昇しているので、2030年には、日本人口の3分の1が高齢者になると言われています。これを2030年問題というのです。当然
詳しくみる - 介護人材不足解消へ……コミュニケーションロボットの活用は介護現場をどう変えるか?
介護現場では人材不足が深刻です。介護施設の6割以上が人手不足を感じています。労働条件の緩和など介護現場では働きやすい環境作りに取り組んでいますが、人材不足の解消にはつながっていません。そこで介護者の代
詳しくみる - 体を温める冬の食事7選 冷えを解消するために
冬が近づくに連れて、温かいものが食べたくなりますよね?体を温めることは細胞を活性化させることに繋がるため、健康にも良いと言われています! (さらに…)
詳しくみる - 高齢者が冬に気をつけたいヒートショックとは?症状と予防方法
皆さんはヒートショックという症状を聞いたことがありますでしょうか。高齢者が自宅で死亡する事故の4分の1はこのヒートショックが原因だと言われています。 (さらに…)
詳しくみる - 歯の本数と睡眠に関係が!?健康のためには歯の健康を
「歯は健康の原点」なんて言われたりしますが、先日東北大学の発表で歯がない高齢者は短時間・長時間睡眠のリスクが高くなることが明らかになりました。 (さらに…)
詳しくみる
あなたにおすすめの介護施設
エリアから探す
全国の介護施設を検索することができます。都道府県を選択してください。