
孤独死問題。孤独死は男性が多い。その背景にあるのは?
投稿日 2018/02/06
最終更新日 2018/02/03
その背景にあるものとして挙げられるのは人付き合いの濃さになります。
男性よりも女性は近所の人や友人との関わりが多く、孤独になることが男性よりも少ない傾向にあります。
一方男性は人付き合いをあまりせず仕事一筋で生活をしてきた方が多いと考えられます。
ここに孤独死の男女差が出てくるのです。
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孤独死は女性より男性が多い
孤独死が社会全体の問題となっています。
2015年度の孤独死数は男性が3292件、女性が1398件となっています。
このことから孤独死は女性よりも男性が多いということが分かります。
そして孤独死をした年代も確認すると、65歳以上の高齢者で男性は6割、女性は8割を占めています。
この割合は以前から変わらず、高齢者の孤独死が増加していることが分かります。
なぜ男性に孤独死が多いのかというと、女性よりも人付き合いが希薄になりがちだからと考えられています。
定年退職をするまで仕事一筋の生活を送ってきた男性が多く、退職後の人付き合いもなく、自宅で過ごすという場合には孤独死のリスクが高くなるでしょう。
人付き合いがないということは1人暮らしをしていて、何かあっても誰にも発見されない・発見されるまで時間がかかるということでもあります。
孤独死を防ぐには
男性(女性でも)は「妻(配偶者)に看取ってもらうから孤独死の心配はない」と考えている方もいるでしょう。
しかし先述した孤独死のデータを見て分かるように男性は女性よりも孤独死のリスクが高いため、しっかりと準備をしておくことが必要です。
孤独死の背景にある人付き合いの希薄さに関しては、普段から積極的に近所付き合いをする、友人との付き合いを大切にするということを意識していくと良いでしょう。
町内会の役割を配偶者に任せているという方も少なくありません。
しかしその町内会の関わりこそ将来の孤独死のリスクを下げるきっかけになるかもしれません。
また健康を維持するということも大切にしましょう。
身体的な健康はもちろんですが、精神的な健康を維持することも孤独死のリスクを低下させることにつながります。
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まとめ
これからも高齢化社会が続き、高齢者のみの世帯や高齢者の独居世帯が増加していくと推測されています。
また未婚率や独身率も上がっていますので、今以上に孤独死のリスクが高くなります。
このような社会事情も踏まえたうえで孤独死を防ぐにはどうしたらいいのかということをしっかり考えて行動していくようにしましょう。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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