
ハムストリングスの筋トレでいつまでも若々しく!
投稿日 2016/08/09
最終更新日 2016/08/09
どうしても高齢になると歩けなくなったら諦めるという思いになりがちですが、効果的に筋トレを行うことでまた歩く力を取り戻すこともできます。
ハムストリングとは
ハムストリングという名称はハムを製造する時に使われた筋肉が由来となっています。太ももの裏側にある筋肉の総称でもあり、膝の曲げ伸ばしや股関節の動きを支える働きをしています。
これらの動きは立つ・歩く・立った時に下肢を支えるといったことに必要です。加齢に伴い膝関節が変形し、立ち上がる時に膝の力がかかりにくくなります。その時にその働きを補完するのがハムストリングになります。そのためハムストリングが弱いと立ち上がる時などに腰に負担がかかり、腰痛の原因ともなってしまうのです。
ハムストリングに効果的なストレッチや筋トレとは
「ハムストリングを鍛えよう!」と意気込んで無理な運動をしてしまうとハムストリングを痛めてしまうきっかけになります。ストレッチであれば気持ちいいと思う程度で、筋トレであれば痛みが出ない程度で行うようにしましょう。
まずはストレッチです。低い台を準備し、足を伸ばした姿勢で座って片足首の下に台を入れます。その伸ばしたままの状態でゆっくりと身体を前に倒しましょう。呼吸を止めずに40秒キープ!これを両足で行います。
次に筋トレです。500g程度の重りを用意します。足首に重りを付けお腹の下にクッションを入れた状態でうつぶせになります。そして膝を曲げて足を上げることを3~5回程度繰り返します。両足を行い、無理のない程度で繰り返しましょう。
もし、見てくれる人がいる場合には無理な姿勢になっていないか、適切に行えているかを確認してもらうと効果的に行えます。また肉離れなどのトラブルを避けることができます。
まとめ
「きんさん」「ぎんさん」の愛称で有名な成田きんさんは100歳を超えても800gの重りを付け、1日に800回以上もこの筋トレを行っていたそうです。そして歩く力を取り戻したとのことです。
100歳を超えた人が重りを付けて筋トレをするということに驚きですが、少しずつ錘の重さや回数を増やしてきたそうです。結果、ハムストリングを鍛え、歩けるようになったとのことなので年齢は関係なく筋トレは効果的であると言えます。
就寝前など空いた時間を使ってぜひストレッチや筋トレをしてみましょう。すぐに効果は得られませんが、3か月後にはハムストリングが鍛えられているのを実感できるかもしれません。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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