
気づかないうちに筋肉は衰えている?毎日の運動量を見直そう
投稿日 2017/12/04
最終更新日 2017/12/02
最近、筋肉の太さが同じに見えても筋肉の質が衰えてしまっているケースがあると注目されています。
筋肉の衰えは「階段での上り下りで足がつまずく」「わずかな段差でつまずく」という転倒につながるリスクになってしまいます。
このことは若い人にも見られており、座りっぱなしの仕事をしている方は要注意です。
もし最近足の動きが良くないと思ったら後で紹介するチェックをしてみて下さい。
[ad#campaign1]
[ad#adsense]
[ad#campaign2]
筋肉の太さが変わらなくても筋力は低下している
若い頃と比べて「足の上り方が悪い」「よくつまずくようになった」と感じている方、もしかしたら筋力が低下しているかもしれません。
「足の太さは変わらない」と感じていても、その筋肉の質が低下している場合には、筋力が低下していることになります。
筋肉はいくつもの細胞が束ねられてできています。
今までは加齢や運動不足で足腰が衰えていると考えられていましたが、筋肉量が大きく変化していなくても質が低下していることで運動機能の低下につながっていると考えられるようになりました。
特に女性だと30~40代頃から筋肉の質の低下が認められているそうです。座り仕事が多く運動不足の方は要注意です。
筋肉の質低下をチェックする
筋肉の質低下をチェックする方法は「椅子立ち上がりテスト」です。
これはロコモティブシンドロームの判定に使うもので、座面の高さが40㎝程の椅子に浅く座り、胸の前で腕を組み、片足を少し上げて1本の足で立ち上がることができるかどうかを確認します。
左右どちらでもできれば健常、左右どちらかできればロコモ度Ⅰとなります。
ロコモ度Ⅰから筋肉の質低下が始まっている状態だと言えます。
また筋肉の質低下は2段階あり、赤筋と白筋に分けられます。
赤筋は姿勢を保つなどの持久力を発揮する時に使われるもの、白筋は立ち上がる・階段の上り下りの時に使う瞬発力のための筋肉になります。
[ad#campaign1]
[ad#adsense]
[ad#campaign2]
まとめ
筋肉の質が低下する時、まず白筋から質が低下すると考えられています。
そのため通常であれば赤筋と白筋のバランスが取れているはずなのですが、バランスが崩れてしまうと足の上りが悪いなどのトラブルになります。
座ったままの時間が長い場合には特に筋肉の質が落ちやすく、筋力も低下しやすい状態です。
そのため仕事が座り仕事であれば、移動時に階段を意識して使う・歩行機会を増やすなど運動をするようにしましょう。
足腰の筋力低下は将来の寝たきりにもつながってしまいますので少しでも運動するように意識していきましょう。
[ad#campaign1]
[ad#adsense]
[ad#campaign2]
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
関連記事
- 高齢化社会への対策とは?今、何をすべきなのか
今の日本は「少子高齢化社会」です。出生率が低下している中、高齢者の割合が著しく上昇しているので、2030年には、日本人口の3分の1が高齢者になると言われています。これを2030年問題というのです。当然
詳しくみる - 介護人材不足解消へ……コミュニケーションロボットの活用は介護現場をどう変えるか?
介護現場では人材不足が深刻です。介護施設の6割以上が人手不足を感じています。労働条件の緩和など介護現場では働きやすい環境作りに取り組んでいますが、人材不足の解消にはつながっていません。そこで介護者の代
詳しくみる - 体を温める冬の食事7選 冷えを解消するために
冬が近づくに連れて、温かいものが食べたくなりますよね?体を温めることは細胞を活性化させることに繋がるため、健康にも良いと言われています! (さらに…)
詳しくみる - 高齢者が冬に気をつけたいヒートショックとは?症状と予防方法
皆さんはヒートショックという症状を聞いたことがありますでしょうか。高齢者が自宅で死亡する事故の4分の1はこのヒートショックが原因だと言われています。 (さらに…)
詳しくみる - 歯の本数と睡眠に関係が!?健康のためには歯の健康を
「歯は健康の原点」なんて言われたりしますが、先日東北大学の発表で歯がない高齢者は短時間・長時間睡眠のリスクが高くなることが明らかになりました。 (さらに…)
詳しくみる
あなたにおすすめの介護施設
エリアから探す
全国の介護施設を検索することができます。都道府県を選択してください。