
危険な大腿骨骨折!高齢者には寝たきりの危険性も!
投稿日 2017/10/27
最終更新日 2017/10/29
高齢者は加齢に伴い骨が弱くなり、転倒の際に足を強打するとこの大腿骨骨折を起こす必要があります。
最近では女優の方が転倒して大腿骨骨折したと発表していました。
年間10万人に迫る勢いの大腿骨骨折ですが、高齢者に限ったことではありません。
「元気だから大丈夫」と過信している高齢者もいるかもしれませんが、転倒して骨折をしてからでは遅いのです。
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高齢者に多い大腿骨骨折
太ももの骨を大腿骨と言いますが、その骨が骨折することが大腿骨骨折です。
高齢者に多く発生し、年間10万人に迫る人数となっています。
高齢者は骨粗しょう症など加齢に伴って骨がもろくなっています。
さらに筋力低下などによる転倒のリスクが高くなっています。
これら2つの要素が絡み合い、転倒し大腿骨骨折となるケースが多いのです。
最近では90歳以上の大腿骨骨折の患者さんも増えてきています。
高齢になればなるほど手術のリスクが高くなってしまうため、保存的治療になり、寝たきりになってしまうリスクも高くなってしまうと考えられます。
大腿骨骨折による寝たきりのリスク
大腿骨は股関節に接しています。
そして
大腿骨の中には球状の骨(大腿骨頭)とその下のくびれた細い部分(頚部)、その下の細い部分(転子部)があり、これらを大腿骨近位部と呼んでいます。
大腿骨骨折はこれらの骨のどこが折れたかによって名称が変わってきます。
どの部位の骨が折れても基本的には手術をします。
しかし高齢者の中には多くの持病があり手術に耐えられない可能性がある、認知症などにより術後の安静などの指示を守ることができないという時には手術をしないで保存的療法となります。
手術をしてもしなくてもその後のリハビリが進まなければそれまでと同じ歩行状態を維持することができなくなります。そうなると要介護状態になり、寝たきりになるリスクも高くなります。
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まとめ
大腿骨骨折は高齢者にとって寝たきりになるリスクが高いものです。
そのため転倒しないように心がけることが大切です。
特に
加齢とともに筋力低下が生じ、歩行時に足がしっかりと上がらないすり足歩行になってしまう方が多くいます。
そうした歩行をしていると床の上のマットの段差などでも躓いてしまい転倒することもあります。
1回の転倒で大腿骨骨折をし、今まで以上に歩行状態が悪くなってしまう、そしてそのまま寝たきりになることも十分に考えられますので、一度歩行状態を確認してみてはいかがでしょうか?
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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