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高齢者の血清アルブミン値は死亡リスクや認知機能とも関係している!

高齢者の血清アルブミン値は死亡リスクや認知機能とも関係している!についてのイラスト

最終更新日2016年10月17日10:38

高齢者血清アルブミン値を観察したところ、低値な高齢者ほど認知症の発症リスクや死亡リスクが高くなるという研究結果が発表されました。

血清アルブミンとは血液中のたんぱく質の量を示すものであり、低い時には低栄養などが疑われます。
今まで血液検査では血糖値などが注目されていたのですが、これからは血清アルブミン値も意識していくといいかもしれません。

血清アルブミン値と死亡リスクの関係

高齢者の血清アルブミン値は死亡リスクや認知機能とも関係している!についてのイラスト
この調査では年齢が71歳の高齢者1020人を追跡したものが発表されています。
そのうち血清アルブミン値を4.0g/dl以下、4.1~4.4g/dl、4.5g/dlに分け、その後7年間の死亡率を観察しています。

4.0g/dlの高齢者を基準とした場合に、死亡率が高かったのは4.0g/dlよりも低いグループでした。
逆に高いグループの死亡率は低かったとされています。

また男性と女性で観察した場合には女性の死亡率が低いとの結果が出ています。
これは余命が女性のほうが長いことになります。
年齢で比較した時はより高齢者のほうの死亡率が高いとのことでした。

ちなみに4.5g/dl以上のグループの死亡率は4.0g/dl以下のグループの3分の1程度になったとのことです。

認知機能との関係は?

血清アルブミン値が低いと死亡リスクが高くなるということの他に認知機能に関しての調査も行われています。
加齢に伴い認知機能は低下していくことが多いのですが、この血清アルブミン値と合わせて一定の年数が経過した時に認知機能の低下がどの程度なのかを調べています。

この調査では4.0g/dl以下、4.1~4.2g/dl、4.3g/dl、 4.4g/dl以上のグループに分けました。

そのうち認知機能の低下の割合が低かったのはやはり血清アルブミン値が4.4g/dl以上のグループでした。

ちなみに4.0g/dl以下、4.1~4.2g/dl、4.3g/dlのグループ間では認知機能の低下に関する差はそれほどなかったとされています。
 

血清アルブミン値は栄養状態の指標になるもの

血清アルブミン値は血液中のたんぱく質量の指標となっています。
そのためその人が健康かどうか、栄養状態はどうなのかということを知ることができます。

一般的な医療での指標では3.8g/dl以上あれば良いとされています。

しかし医療的な指標ではこの数値よりも低くなった場合には健康状態に大きく影響するというものになります。

そのため血液検査を行った時に異常がないとされても4.0g/dl以下であった場合には意識をすることが求められます。

特に今は高齢者の低栄養が問題となっています。毎日の食事をバランスよく食べ、血清アルブミン値を上げていきましょう。



2016年10月17日 17:00

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