
健康づくりの運動は煩わしい…それじゃあついでの運動はいかが?
投稿日 2016/11/17
最終更新日 2016/11/17
この施設では介護予防の運動はもちろん、施設に通ってくる高齢者たちが交流こともできるところです。
定額制を選択した場合、月額6980円の負担になるのですが、入会希望者が増えているとのこと。
またスタッフも常駐しており、高齢者の変化を観察しています。
買い物ついでに運動ができる!?
高齢者は運動のためだけにスポーツジムなどに通うことに対しては消極的です。
そのような高齢者に注目して、スーパーの中に介護予防の本格的な運動が行える施設をオープンしました。
その施設の狙いは介護予備軍と呼ばれている消極的な気持ちではあるが健康に不安を感じている高齢者をターゲットにしています。
またスポーツジムなどよりも敷居を低くし、通いやすい環境をセッティングしたことにより予想以上に高齢者が多く会員になっているとのことです。
運動の内容もロコモティブシンドロームの予防のための運動になっています。
その内容も本格的であり、大学と共同開発されたものだそうです。
ついでにできる運動は長続きする?
「足腰が弱って介護を受けたくない」と持っている高齢者は少なくありません。
しかしその高齢者たちが積極的に運動をしたいと思っている割合は低いでしょう。
そうした高齢者たちが気軽に運動をすることができる環境を作ることが高齢者の介護予防につながってきます。
「運動のためだけに外出をするのは…」と思っている高齢者に対しての友好的なアプローチとして先述した買い物ついでにできる運動のような「何かのついでに」ということになるような気がします。
買い物に行くところで介護予防の運動ができるということであれば「ついでに行ってみようかな」という気持ちにさせてくれます。
そしてそのスーパーを利用する高齢者たちは顔見知りのことも多く、その場で交流することができればより閉じこもりを予防することができるのではないでしょうか。
まとめ
高齢者以外でも「ながら家事」のように何かをしながら別のことをするということは注目されています。
時間を無駄にせず、有効活用できるため「ながら」の行動は大切なことのような気がします。
またただ目的がないまま買い物に行くのではなく、運動をするために買い物に行くということも高齢者の意欲を高めることになりそうな気がします。
こうした施設があちこちにできて高齢者が運動を買い物ついでにできるといった環境ができたらいいですよね。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
関連記事
- 高齢化社会への対策とは?今、何をすべきなのか
今の日本は「少子高齢化社会」です。出生率が低下している中、高齢者の割合が著しく上昇しているので、2030年には、日本人口の3分の1が高齢者になると言われています。これを2030年問題というのです。当然
詳しくみる - 介護人材不足解消へ……コミュニケーションロボットの活用は介護現場をどう変えるか?
介護現場では人材不足が深刻です。介護施設の6割以上が人手不足を感じています。労働条件の緩和など介護現場では働きやすい環境作りに取り組んでいますが、人材不足の解消にはつながっていません。そこで介護者の代
詳しくみる - 体を温める冬の食事7選 冷えを解消するために
冬が近づくに連れて、温かいものが食べたくなりますよね?体を温めることは細胞を活性化させることに繋がるため、健康にも良いと言われています! (さらに…)
詳しくみる - 高齢者が冬に気をつけたいヒートショックとは?症状と予防方法
皆さんはヒートショックという症状を聞いたことがありますでしょうか。高齢者が自宅で死亡する事故の4分の1はこのヒートショックが原因だと言われています。 (さらに…)
詳しくみる - 歯の本数と睡眠に関係が!?健康のためには歯の健康を
「歯は健康の原点」なんて言われたりしますが、先日東北大学の発表で歯がない高齢者は短時間・長時間睡眠のリスクが高くなることが明らかになりました。 (さらに…)
詳しくみる
あなたにおすすめの介護施設
エリアから探す
全国の介護施設を検索することができます。都道府県を選択してください。