
警報、注意報の種類って知っていますか?身を守るには重要な情報なんです!
投稿日 2016/10/06
最終更新日 2016/10/31
その時にも警報が発令されたのですが、避難の必要性が分からず、避難が遅れてしまい犠牲になる人が出てしまいました。そのことを踏まえ、警報や注意報の違いを分かりやすくするために名称変更が検討されています。
特別警報とは
特別警報は平成25年8月30日から開始されたものです。この特別警報は気象庁から発令されるものであり、警報の発令基準を大幅に上回る大雨や津波などによる重大な災害が起こる可能性が高い場合に発令されます。
特別警報が発令されるということはその地域において数十年に一度の、今までに経験したことがないような、重大な危険にさらされているということになります。そのためにこの特別警報が発令された場合にはすぐに日案をするなどの対応をしなければなりません。
特別警報は大雨などの天候はもちろん、地震に伴う津波や火山噴火などでも発令されます。起床に関してであれば大雨の場合、津波の場合には5m以上の大津波が来る場合、火山噴火では居住地域に重大な被害を及ぼすような噴火をした場合に発令されます。地震の場合には震度6弱以上の地震の緊急地震速報が特別警報となります。
避難準備情報とは
大雨などの時に避難準備情報と呼ばれるものが発令されます。これは避難の準備を始めるという意味も持っていますが、避難に時間がかかる人たちは避難を始めるようにという意味も持っています。
避難に時間がかかる人としての対象となっているのは高齢者や障害を持つ人たち、妊婦や子供たちとなります。このような人たちは避難するように言われてもすぐに動けるわけではありません。また介護を必要としている人などは避難をする際に介助が必要になり、人でも必要になります。避難をしなければならない時に周りの様子を見ながら手伝えるかと言われると皆自分の命を守るために必死になっており支援することができないかもしれません。そのため避難準備情報が発令された場合には速やかに避難をすることがこれらの人には求められるのです。
まとめ
最近では台風が多くなっており、大雨が多く洪水などの被害も多発しています。そして台風10号の時に避難指示などがうまく伝わらず高齢者施設で避難が遅れてしまい、9名の犠牲者を出してしまいました。
今後そのような被害が出ないように自分達でもどの警報が出たら避難するのかなどの知識を付けておくことが求められます。大雨が続く日などはしっかりと気象情報を確認しておきましょう。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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