疲れコリをとるために、家庭用マッサージ器が普及しています。
とても便利なものですが、使い方を間違えると骨折や打撲などの外傷を起こすことがあります。
特に高齢者は加齢により骨密度が低下しているので、十分に注意することを忘れずに使っていただきたいと思います。

注意喚起の呼びかけ

高家庭用電気マッサージ器で骨折!使用方法に注意喚起!についてのイラスト
多くの家庭用電気マッサージ器は、医薬品医療機器法の規制対象となる家庭用管理医療機器となっています。
販売業者が消費者に対して、使用する機器の適切な使用方法を提供することが努力義務をなっています。
しかし、マッサージ器の購入者の半数が購入時や体験時に、使用するにあたり禁止されている病気があるなどの説明がなかったとの国民生活センターの調査結果があります。
このような状況を受け、
国民生活センターでは業界団体に、消費者に使用上の注意点を十分に説明するように要望しました。

マッサージ器使用でのケガの実態

国民生活センターのよると、平成22年~27年11月までに家庭用電気マッサージ器使用によるケガの相談は、253件寄せられています。内訳は、マッサージチェアが83件、足用マッサージ器が49件、ベッド型マッサージ器が22件となっています。

展示販売中の機器や宿泊施設などでの負傷も46件ありました。ケガの内容も骨折など1か月以上の治療が必要な事例が38件など重症なものも多くなっています。

骨粗鬆症のセルフチェック

高齢者に多い骨粗鬆症ですが、自覚症状はなく、徐々に進行していきます。
腰痛などの症状もあるため、骨粗鬆症とは知らず、マッサージ器を利用しているうちに骨折した事例もあります。骨粗鬆症をセルフチェックする目安として、①身長が4㎝以上縮んだ ②壁に背中を当てて立ったとき、頭の後ろが壁につかない ③肋骨の下端と骨盤の前の骨との間に指が2本入らない 

このうち一つでも当てはまれば、骨粗鬆症の可能性があるので、マッサージ器の使用は禁忌となります。

まとめ

家庭用電気マッサージ器は、疲れをとるためやコリをほぐすために便利なものとなっています。

さまざまなことで注意が必要な持病を持っている方には、マッサージ器の使用だけではなく、日常生活に注意が必要です。症状が強くなくても、ガンや心臓病、糖尿病などによる知覚障害のある方、骨粗鬆症、血栓症や動脈瘤などの血管の病気、特に皮膚炎の持病のある方は、
新しいことを始めるときはまず主治医に相談してから行って下さい。