
仮面高血圧とは?その原因と症状について
投稿日 2016/05/05
最終更新日 2016/05/05
ので「サイレントキラー」と呼ばれています。
他の高血圧と同様に喫煙や動脈硬化が原因と言われています。またこの仮面高血圧はいくつかの種類があります。
仮面高血圧とは
「高血圧を指摘されても病院で測定したら正常値だった」という経験をした方はいませんか?もしかしたら仮面高血圧かもしれません。仮面高血圧とは早朝高血圧・夜間高血圧・ストレス高血圧の3種類があると言われています。早朝高血圧では朝、高血圧になっている状態です。ヒトは夕方から夜にかけて血圧が下がり、早朝から活動に備えて血圧が徐々に上がっていきます。しかし早朝に急激に血圧が上がってしまう「モーニングサージ」という状態が加わってしまうと心疾患のリスクが高くなるという研究結果があります。
また夜間高血圧は睡眠中も下がるはずの血圧が下がらない状態のことを指します。ストレス高血圧はその名の通り、ストレスがかかっている時に高血圧になってしまう状態を指します。このストレス高血圧は地震の後などに心疾患や脳血管障害で亡くなった人が当てはまると言われています。
これらの仮面高血圧では自分が高血圧であることに気付いていないケースが多く、症状も感じないことが多いとのこと。そのこともより「サイレントキラー」と呼ばれることに関係しているのです。
仮面高血圧を知るにはどうしたらいい?
高血圧を指摘されて病院で測定しても正常値だった時、そのまま正常だからと何もしないのは仮面高血圧を放っておくことになりかねません。もし、高血圧を指摘されたら定期的に血圧を自分で測定することが必要です。
もし自分で測定する場合は朝・就寝前と必ず2回以上測定し、1週間の平均値を確認します。朝は起床後1時間以内・朝食前・服薬前に行います。測定前は深呼吸をして落ち着いてから図りましょう。また就寝前も同じようにリラックスしてから測定します。1週間の平均値が最高血圧が135 mmHg以上、最低血圧が85mmHg以上の場合は受診をしてください。
まとめ
知らない間に高血圧が進行し動脈硬化などで心疾患や脳血管障害のリスクが上がってしまう仮面高血圧。実際に病院で血圧が正常でも朝と就寝前の血圧測定をして早期に発見できるようにしたいと感じました。
1日2回血圧を測定するだけで仮面高血圧を発見できるのであればしない手はないですよね。皆さんもぜひ意識して血圧を測ってみて下さい。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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