
介護予防の体操の効果は?地元の特産物で新たな体操!
投稿日 2016/07/26
最終更新日 2016/07/26
介護予防の体操は最近増えてきていますが、その効果はどうなのでしょうか?
介護予防の体操を地元の応援歌で!
羽咋市は、石川県でも有数の天然岩ガキの産地です。ところが、全国的にはあまり知られていないため、地元でおいしさを発信しようと羽咋市柴垣町の市民グループが天然岩ガキの応援歌を作成しました。楽しい曲調の応援歌を岩ガキの応援にだけにとどめておくのは、もったいないと羽咋市や市社会福祉協議会など地元の6団体が協力して、この応援歌を基に「羽咋はつらつ体操」という介護予防体操を考案しました。この6団体がプロジェクトチームを作り、新設する介護予防体操に応援歌を活用し、体操への楽しさを充実させたものとなりました。
はつらつ体操の内容
羽咋市で新設される介護予防体操に、より親しみやすく、楽しさを加えようと、岩ガキの応援歌「歌になった柴垣天然岩ガキ」の歌に椅子に座ってできる体操にしました。振り付けについては石川県リズムダンス協会の公認指導員が考えました。座ってできる体操となったので、年齢を問わず取り組むことができるのです。リハビリなどの準備運動にも最適なものとなっています。地元の応援歌で取り組む体操なので、実際に体操をした高齢者からは、「体操をしていると、心もうきうきしてくる」と好評です。また椅子に座りながらも、全身を動かす体操となっているので、指先から足先までの血流がよくなり、健康増進にも効果が期待できます。
まとめ
地元の応援歌で作成された体操なので、市関係者からは、応援歌で地元の里海の恵みをあちこちに発信できるうえ、市民には健康維持ができると、応援歌での相乗効果を期待する声が上がっています。多くの市長村で、介護予防に取り組む動きがありますが、地域と密着することで、よりよい介護予防につながるものではないでしょうか。地域と密着する方法はさまざまあるかと思いますが、地元の名産とのコラボレーションは、地域の宣伝効果にもつながり、過疎などのさまざまな問題にも有益な効果があるのではないでしょうか。この「羽咋はつらつ体操」は、地域から発信された地元とコラボレーションした介護予防になっていると思います。さらに地域に浸透して、介護予防の効果のみならず地元の紹介につながればいいですね。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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