
「介護」の将来の展望は?この先どのように変化していくのだろうか?
投稿日 2017/06/03
最終更新日 2017/05/29
そして展望も気になります。
現在、介護職不足に悩む介護業界ですが、今後も処遇が変わらない限りこの介護職不足の状態から脱却することは難しいと考えられます。
しかしITなどの進歩により、不足している部分を補い共存することができるようになるかもしれません。
必要なところは人間の力で、ITなどでできる部分は頼るという分業ができるようになると介護職の負担も減少していくのかもしれませんね。
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ITを活用した介護を
人工知能のAIなどもあり、介護現場でも取り入れるところが出てきています。
例えばPepperと呼ばれるロボットはレクリエーションの補助をする、会話の相手になるなどコミュニケーションの部分でとても役立っています。
また見守りの部分でもITなどの力を利用することができます。
介護施設などの見守りはもちろん、自宅での様子の観察をし、異常時には家族などのスマホなどに情報を送信するなどの機能を果たしています。
こうしたITをうまく介護に取り入れることで、自宅で介護をしている家族や現場で働く介護職の負担を減らすことが可能です。
人間にしかできないこともある
しかしすべてをIT化することは難しいことです。
ロボットが介護をする時代もいつかはきそうですが、介護という仕事を考えてみると人間にしかできない部分も多くあります。
そして介護をされる側にとってロボットが移動をするよりも人間が移動させると安心すると感じている方も多くいます。
表情などから声をかけるのも人間が優れていますよね。
ベッドと車椅子間の移乗をするなど身体を使うことが多い介護職。
そのため腰痛は職業病とも言われています。
その腰痛のために介護職を辞めてしまう方も多くいます。
そうした離職を予防するにはロボットのような機械を使った移乗支援も必要です。
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まとめ
介護の中でも何に対してITや機械を利用するのか、その効果とはというところをしっかりと見極めて、人間と機械が共存できるようにしていくことが求められます。
確かに人間と人間の関わりでしかできないこともあります。
しかしすべてを人間が行うことでの負担もありますので、うまく共存していくことがこれから介護業界にとっての課題になっていくような気がします。
自宅で介護をしている方の負担、介護職の負担を少しでも減らし、介護を受ける側も安心して生活できるようになればいいですよね。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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