介護食品が、食べやすさの程度に合わせた表示をするよう、JAS規格で4区分に分けた表記をすることとなりました。

高齢になると、運動面だけではなく、食べることにも支障をきたすことが増えてきます。
「義歯が合わず、硬いものが食べられない」などということは、その一例です。

そしゃく配慮食品とは?

介護食品が区分分け!JASマークで認知広がるについてのイラスト
食事を取るには、食べ物を目で見て、そしゃくする、嚥下する、という動作が必要になります。

高齢になると、このそしゃく・嚥下の機能が低下するため、誤嚥を起こし、肺炎につながってしまう場合も少なくありません。

食べるためには、口の中で食べ物をかみ砕き、飲み込みやすい形状にしなければなりません。

この動作をスムーズにできるように工夫された食品が「そしゃく配慮食品」なのです。

食事摂取のメカニズム

 食ベ物を口に入れ、飲み込んで胃へ送り込むまでの動作には大きく5つに分けられます。


① 目で見て、食べ物と認識する

② 食べ物を口に入れる

③ 食べ物を口の中でかみ砕く

④ 食べ物を咽頭に送り込む

⑤ 食べ物を咽頭から食道に送り込む


この動作のうち、どれかがうまくできないと嚥下障害となり、誤嚥を起こすこととなります。
誤嚥を繰り返すと、肺炎となることも多く、命に関わる問題となるのです。

介護食品に4つの区分

そしゃく・嚥下に障害があると、うまく食事を摂ることができません。

栄養不足となってしまう可能性があるのです。
そのため、介護食では、

食事の硬さ・形態に工夫をしています。

市販されているものを利用して、介護されている方も多いのですが、どんな形態なのかパッケージだけでは十分に理解できない場合もあったのです。
そこで、農水省では介護食品にJAS規格を制定することに決定したのです。

食品の硬い順に「容易にかめる」「歯茎でつぶせる」「舌でつぶせる」「かまなくてよい」としました。

JASマークと一緒に食品の包装に表示することを想定しています。

まとめ

介護が必要な高齢者では、食事への援助も必要となることが多いです。
食事は1日3回のことなので、介護する側の負担も大きいものです。

市販の食材などを利用も多くなってきますが、どの程度の硬さかわからず、購入や準備の手間取ることも少なくなかったようです。

JAS規格での表記があると、そういったトラブルも少なくなると思います。
より生活しやすい環境になる一歩と期待しています。



2016年7月14日 9:00