医療介護福祉資格を取るための共通の科目を導入し、資格を取りやすくするというカリキュラムの導入を厚生労働省が検討しています。

人材不足で悩まされている介護職や保育士ですが、今でも共通の科目はあります。しかしもっとカリキュラムを見直し、資格を複数取る時に少しでも負担が少なくなるようにすることが目的となっています。


この方針がいい方向になるためにはまだまだ課題がありますが、介護と保育の現場での人材確保が進むと良いのですが…

共通のカリキュラムを検討する

介護や福祉、医療関係の資格の取得がとりやすくなる?についてのイラスト
今、介護職や保育士の人材不足が大きな問題となっています。

同時に看護職などの医療職でも人材不足とされています。


介護福祉士や保育士の資格は福祉系の資格として共通の科目があります。

そのためどちらかの資格を持ち、もう一方の資格を取る時には福祉に関してのが共通科目として履修を免除されます。


医療系でも同様です。
看護職とリハビリの作業療法士などの専門職でも同様に共通のカリキュラムを設置し、お互いの資格を取りやすくすることを検討しています。


同時に今回の新制度では福祉系と医療系の資格でも共通科目を設置し、資格を取りやすくするということを2021年に開始できるよう勧めているようです。

問題点はないのか

以前、介護職と保育士の人材不足によりこの2つの資格を統一化して多用途に資格を活用できるようにできないかということが意見されたことがあります。
しかし、高齢者を対象とする介護職、乳幼児を対象とする保育士を比較した時に資格を統一化するのは困難なような気がします。


今回厚生労働省が検討しているのは資格の統一化ではなく、介護と保育の資格をどちらか一方を持っていることでもう一つの資格を取る時の履修科目を減らすということなので資格の統一化よりも問題点は多くないような気がします。


しかし医療と福祉の資格では今現在の業務内容から見ても科目を共通化させるのは難しいような気がします。
そして履修時間も異なるため、逆に今以上に資格取得の時の負担が大きくなってしまうような気がします。

まとめ

人材不足が共通問題の医療や介護福祉の世界。
今の資格制度ではしっかりと専門職における知識や技術を学んできていると思います。

しかし共通科目を増やすということは今以上の負担もあり、更には知識が浅くなってしまわないかなという不安を残します。


資格を取りやすくすることは悪くはないのでしょうが、まずはこれらの人材不足で悩んでいる理由をもう一度考えるべきではないでしょうか。

労働に見合った給与なのか、休みは適切なのかなどその資格を持っている人が誇りを持って働くことができるような環境を作ることが必要であるような気がします。



2016年7月25日 9:00