もし家族の介護が必要になったらどうしますか?仕事をしている時はやめますか?
今、介護離職という問題が大きく取り上げられています。

家族の介護をするために仕事を続けられなくなり辞めるというのが介護離職です。社会的にまだまだ認識が浅く解雇に追い込まれているからです。



また離職までは行かなくても正社員からパートやアルバイトへの雇用形態の変更も問題視されています。

介護離職や雇用形態の変更は今までと同じ収入が得られず、生活が不安定になります。

生活の不安や実際に生活が困窮してしまうと無理心中や介護殺人などに繋がってしまうのです。

日本の介護に対しての考え方

「介護」に対する考え方を変えるべきについてのイラスト

日本では戦前から戦後、三世代以上の家庭が多くありました。また家族の中で介護が必要になってしまった場合、同居の家族が介護をするというのが当たり前でした。
しかし、経済成長や考え方が変わり、今では核家族化が進んでいます。そのため介護が必要になった時に介護をするというのが難しくなりました。

そして「介護は家族がするもの」という考え方は今でも強く根付いており、そのためか離れた家族でも介護をするような環境になっているのです。

他国の介護事情

経済的には先進国の日本。しかし介護など社会福祉の考え方はまだまだ劣っているのが現状です。

北欧では社会福祉に力を入れていて、介護が必要な人に対して手厚いサービスを提供しています。しかも国が責任を持って行ってくれているのです。

また他にも認知症の人だけが住む村を実施している国もあります。

一つのコミュニティーとして村があり、買い物や娯楽などが充実しておりその村だけで生活できるようにしているのです。その中で自分たちで生活していくというスタイルです。

日本の今後は

日本は超高齢化社会に突入しています。そのため今後、介護が必要なお年寄りも必然的に増えます。
そのような状態でも「家族が介護をする」という考え方が根付いていれば介護離職する人も増えます。
そうすると経済的に不安定になってしまう家庭が増え、無理心中や介護殺人などの痛ましい事件に繋がってしまうのです。

地域包括ケアシステムというものを政府が中心となって今取り組みをしています。
このシステムでは介護が必要になっても住み慣れた地域で必要なサービスを受けながら最期まで生活できるというものです。
実現するにはまだまだ時間がかかりますが、地域で必要なサービスが受けられるようになると家族が介護をするという考え方から地域全体で支えるという考え方へ変わっていくかもしれません。