
50代で介護ヘルパーの資格取得!高齢者の生きがいに!
投稿日 2016/08/22
最終更新日 2016/08/22
高齢化しているとはいえ、定年退職後の方たちでまだまだ働くことができる元気な方達がいます。その力を有効活用すると介護職の人材確保にもつながるかもしれません。
高齢者が介護ヘルパーに
定年退職後に介護ヘルパーの資格を取る人たちが増えています。そして第二の人生を介護職として頑張ろうと思っている人たちが実際に介護現場でも見かけるようになりました。
高齢化が進み、老老介護も問題になっています。老老介護とは高齢者が高齢者を介護することを指しています。在宅でも老老介護による問題も起こっているのが事実です。
そしてシルバー世代が介護職として介護をするということも老老介護のような気がします。また、
介護時に支えきれず転倒…などの事故のリスクが高まることは間違いないと考えられます。
シルバー世代はデメリットだけではない!
介護を受ける人たちは後期高齢者が多くなっています。その世代の人たちは若い世代から介護を受けるのを良く思わない人もいます。また
世代の差は生活習慣の中でもギャップを感じさせるところでもあります。
食事の準備をするというところでも若い世代は食事に困ったことがないため意外と食材を無駄にしてしまう、あるもので食事を作ることができないなどということがあります。しかしシルバー世代の介護職は戦後の食糧難を知っていることもあり、無駄なくあるもので調理していただけます。
また年齢が近い分、介護を受ける側の気持ちに寄り添え、安心して受けることができるような気がします。階段の上り下りでも自然と膝の負担などに気付くことができる、散歩をしていても懐メロが出てきたり友達感覚で楽しく接しあえるのではないでしょうか。
まとめ
介護ヘルパーとしてのシルバー世代の活用は介護を受ける側だけにメリットがあるわけではありません。働くシルバー世代も自分がするかもしれない介護について考えるきっかけにもなります。またその人たちの生きがいにもなるでしょう。
そして身体を動かす仕事でもあるため、加齢に伴う筋力低下や体力低下の予防にもつながります。介護予防になると言っても過言ではありません。
「年を取っているから働く場がない」と感じている人が多いシルバー世代ですが、介護職というものをきっかけに自分たちの生きがいとして考えてもらえたらますます元気な高齢者が増えてくるような気がします。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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