介護現場でのレクリエーションに「自由な創作活動」をとりいれてみるのはどうでしょう?
「認知症の方にアートなんて難しいのでは?」と考えるかもしれませんが、創作活動には認知症の進行抑制に効果があるといわれています。
作品を作る過程で、構図や色、形を選択して決めるという作業が幾度もあり、それらのことが脳の活性化をうながします。
また、アートには正解がなく、言いかえると間違いがありません。本人の自由な発想を自由に形にすることができます。
作品を通じての他者とのコミュニケーションや作り上げたときの達成感、褒められたときの自己肯定感も良い影響を与えてくれるでしょう。

レクリエーションを行う理由?

介護現場で行われるレクリエーションについてのイラスト

そもそも、レクレーションはなんのためにするのでしょう?
多くの介護現場でレクリエーションは「やらなくてはならないもの」「予定されているもの」と位置付けられていて、そういうものだと考えている介護スタッフも多いのではないでしょうか。
私も現場でレクリエーションに関わることが多く「今度はなにをやろうか」とか、悩むことが多いです。得意とは言い難い…。悩みのタネは「マンネリ化」「ネタ不足」「予算がない」「準備の時間がない」などですが、これらってどちらかというと、提供する側の視点に立った見方によるものです。これはあまり良いことではありません。
レクリエーションとは、利用者さんが自分らしさを発揮し、自尊心を高め、他者とのつながりを持つことで生きる力を得る時間なのです。単なる時間つぶしになってはいけません。

より良いレクリエーションの時間を持つために

介護予防のため、計算、漢字の書き取り、クイズなどが普及しています。もちろん、それらにも効果があり、使えるレクリエーションですが、「アート、創作活動」ではより自主的で、より自由で、より活発な活動が期待できそうです。
ともすれば、提供する側は「どう回すか」「どう計画をたてるか」ばかりに目が行きがちです。支援する側は、レクリエーションは一人ひとりに求められるものが違い、型どおりにはいかないものだということを頭に入れておかなければなりません。
そのためには一人ひとりへのアセスメント、その人の趣味、嗜好、性格、経歴を把握して、適切な支援を行わなければなりません。そして、実施後のモニタリング、さらに再アセスメントで次に繋げます。
難しいですね。そうレクリエーションは難しいのです。高い専門性が求められる支援の一つといえます。
「その人にとって、どうか?」という視線に立つことは、他の支援と同様にレクリエーションを考える上でも大切なことです。