
介護で役立つ情報公開!介護サービスをより便利に!
投稿日 2016/08/10
最終更新日 2016/08/10
そこで、備後圏域連携協議会では、資源マップを作成し、情報公開しています。
「備後圏域地域包括ケア資源マップ」
広島、岡山両県の6市2町の備後圏域連携協議会では、圏域内の医療機関や介護事業所などの情報をまとめた「備後圏域地域包括ケア資源マップ」を作成しました。医師会が作成し公開していた医療機関情報と介護事業所情報を福山市が譲りうけた際に、広域での情報共有を提案しました。それにより、広域での情報マップとなったのです。
ケア資源マップには、施設名やサービス内容が公開されています。施設情報の中には、日・祝日や夜間の対応の有無、看護師・介護福祉士など専門職員の配置人数、インスリン注射が必要な人や認知症患者の受け入れの可否など対応できる内容が「○」「×」「△」で分かりやすく示されています。これにより、自分たち家族に合った施設やサービスを見つけやすくなっているのです。
自治体と地域の医療施設の連携の重要性
介護が必要な人にとって、自治体からの情報は大きなものです。公的なサービスで不足していたら、さらに必要なサービスを追加しようと考えます。まずは、受けられるサービスが分からなければ、何もできずにいるのです。この備後圏域連携協議会のように、医師会からの情報と自治体との情報が共有されれば、より充実した情報となっていきます。サービスを利用する側に立ったものこそ、本当に必要な情報なのです。そのためには、自治体と地域医療施設との連携が不可欠なのです。
まとめ
備後圏域連携協議会は、産業振興や福祉・医療分野で連携強化などに取り組むことを目的に発足しています。目的のように、情報共有されたうえで、情報公開されているので、介護をする人たちにはより便利なものとなっています。今後は、公開時に不足していた高齢者の買い物代行や外出支援などの生活支援サービスを行う事業所についても、新たに情報公開の予定となっています。必要な人たちにより充実した情報を提供できるシステムの発達に期待が持たれています。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
関連記事
- 高齢化社会への対策とは?今、何をすべきなのか
今の日本は「少子高齢化社会」です。出生率が低下している中、高齢者の割合が著しく上昇しているので、2030年には、日本人口の3分の1が高齢者になると言われています。これを2030年問題というのです。当然
詳しくみる - 介護人材不足解消へ……コミュニケーションロボットの活用は介護現場をどう変えるか?
介護現場では人材不足が深刻です。介護施設の6割以上が人手不足を感じています。労働条件の緩和など介護現場では働きやすい環境作りに取り組んでいますが、人材不足の解消にはつながっていません。そこで介護者の代
詳しくみる - 体を温める冬の食事7選 冷えを解消するために
冬が近づくに連れて、温かいものが食べたくなりますよね?体を温めることは細胞を活性化させることに繋がるため、健康にも良いと言われています! (さらに…)
詳しくみる - 高齢者が冬に気をつけたいヒートショックとは?症状と予防方法
皆さんはヒートショックという症状を聞いたことがありますでしょうか。高齢者が自宅で死亡する事故の4分の1はこのヒートショックが原因だと言われています。 (さらに…)
詳しくみる - 歯の本数と睡眠に関係が!?健康のためには歯の健康を
「歯は健康の原点」なんて言われたりしますが、先日東北大学の発表で歯がない高齢者は短時間・長時間睡眠のリスクが高くなることが明らかになりました。 (さらに…)
詳しくみる
あなたにおすすめの介護施設
エリアから探す
全国の介護施設を検索することができます。都道府県を選択してください。