2007年から2015年にかけての自殺年代の調査において、全体的には減少傾向にあるものの、約10年前は50代が多かったのが
、2015年では70代が増加しています。



そこには時代背景と生活環境の変貌が要因であるのでは無いでしょうか?


高齢者の自殺防止にはその点を抜きには測れないと思います。
経済的不安や精神的葛藤の排除はどうすればいいのでしょうか?

自殺対策白書によると…

自殺防止対策は.についてのイラスト
自殺対策基本法の制定から10年になるのを機に、2007年と2015年自殺者の年齢構成の変化を調べた白書が公開されました。


2015年の自殺者数は前年比1402人減の2万4025人です。4年連続で3万人を割り増加以前に戻りました。


2万5千人をきったのは1997年以来のことでじつに18年ぶりです。

しかし、2007年と比較してみると、2015年は男性も女性もに70代以上の自殺者が増加し、若い人もまた増加しています。


白書は

「若年層への対策や高齢化・過疎化に応じた対策が必要」
と分析しています。

注目すべき点として、50の男性は2007年が最大で16.6%でした。それが2015年は12.1%に減少しています。

それが70代の男性では7.5%だったのが9.1%に、女性においても4.3%から5.2%に増加しています。

自殺対策白書では「人口に占める構成比が増加したことによるもの」と解析されています。

19歳以下についても男性は1.0%が1.6%と増加し、女性も0.6%が0.7%と僅かながら増加傾向にあります。

(あれ?高齢者の人口割合は確かに増加していますが、若年層はどうなのでしょうか。)

5歳ごとに分類した年代別の若い人の死因では、2014年は15~39歳の各年代において自殺が1位となっています。

20~24歳の死因の50.8%と半数以上と深刻な問題です。


経済的な問題が理由
とした2015年の自殺者数は2009年から半減していると言われています。


厚労省の担当者は「中高年向けの相談の充実などが功を奏しているのではないか」とみていますが、
ただ「自殺者の数は依然として深刻」とも考えられています。

医学の発展

「疾病の患者に対する医療の進歩や相談体制の充実が寄与している可能性が示唆される」との見解の発表があります。


確かに2007年から2015年の間に医療の目覚しい発展があり、健康・うつ病に関する心配などでの自殺者の割合は、
減少傾向と思われるとの見方が出来ます。

医学発展で確かに日本は世界一の長寿国となっています。
しかし、高齢者の自殺が増加していることには健康に関する
懸念より大きな問題があるのではないでしょうか?

これらの生活状況の変化を考慮したうえでの「高齢者自殺防止策」を考えていきたいですね。

まとめ

この10年間に日本経済はクルクルと変貌しました。

その変動の時代を泳ぎきり、やっと岸辺にたどり着き安住しようと
思った時に、新たな苦難が待ち受けているといった状態なのでは無いでしょうか。


この高齢者の自殺の数字から、これから待ち受ける日本の未来を、いま 立ち止まり思案するべきなのでは無いでしょうか。



高齢者を支える世代も、自分が高齢者と呼ばれる日はそんなに遠いことではありませんよ。

健康問題と精紳的安住とが共存できなければ、本当の幸せな日本の未来は遠のいてしまうのではないでしょうか?

2016年6月19日 17:00