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自殺防止と逆効果のフレーズ「命を大切に」

自殺防止と逆効果のフレーズ「命を大切に」

最終更新日2017年12月14日19:46

自殺防止の際に使われる「命を大切に」というフレーズがありますが、これは逆効果であると指摘されています。

このフレーズは自殺予防教育にもよく使われるもので、命の尊さや親に感謝する気持ちなどと合わせて使われています。

しかし命を大切にという言葉がきれいごとに感じている人も少なくなく、このフレーズにより自殺への気持ちを高める、殺意が他に向いてしまうというリスクにもなってしまうとされています。



日本は若者の自殺が多い

自殺防止と逆効果のフレーズ「命を大切に」
最近ニュースでもよく取り上げられている座間市での9人殺人事件。
この殺人事件では容疑者がSNSで自殺を希望している人とコンタクトを取り、実際に殺害してしまったというものです。

SNSが当たり前になってきている現在、匿名性ということもあり自殺したいというような直接他の人へは言えないことをぶつける場となり、こうした事件のリスク高くなっています。

ちなみに15歳~39歳の死因で最も多いのは自殺となっており、先進国の中でも日本はワースト6位、女性だけみるとワースト3位であるとのデータもあります。
こうしてみると日本は自殺者数が多く、さらに自殺を考えている人も少なくないということが分かります。

「命を大切に」というワードは逆効果

「命を大切に」というフレーズは自殺予防教育の際によく使われます。
そして何かに悩み疲れて自殺を考えているなどの話になった時にこのフレーズを使うことがあるかもしれません。
しかし中にはこのフレーズが逆効果になるケースもありますので注意が必要です。

例えば虐待を受けながら成長してきた子供の場合、「命を大切に」と言われてもピンとこないはずです。
「人に助けを求めても無駄」と悟っている子供も多く、本人たちを追い詰めてしまうだけです。

また命の大切さを知るために赤ちゃんを抱っこするという実習をしているところもありますが、その実習も虐待を受けてしまった子供にとっては泣く赤ちゃんに対して殺意を持ってしまうことがあるそうでうす。



まとめ

 「命を大切に」「生んでくれた親に感謝」という言葉はもしかしたら教える側の自己満足でしかないのかもしれません。
その子供の家庭環境などの背景をきちんと理解し、適切な教育をしていくことが自殺はもちろん、犯罪を減らすことにつながるのかもしれません。

中には「大人を信頼できない」と感じている場合もあります。
その時には信頼できる大人の見つけ方、どうやって相談したらいいのかということを伝えていくことが先になります。



2017年12月14日 17:00



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