
あなたの実家に帰る頻度はどれくらい?親と過ごせる時間…
投稿日 2016/09/23
最終更新日 2016/10/31
ある記事で親に会える回数を出す式が紹介されていました。【(平均寿命-親の年齢)×1年間に親に会う回数】で親が寿命を迎えるまでに会える回数を導き出すそうです。
親に会える年数ではなく回数で考える
皆さんは年に何回実家へ帰省していますか?また実家で親と一緒に暮らしている人は毎日親と会話をしているのか、それが何分位なのかを一度振り返ってみましょう。そして上記で紹介した式に当てはめて親と会える回数を導き出してみて下さい。
例えば親の年齢が65歳、帰省するのは年に3回とします。そして2015年時点の平均寿命で男性が約81歳、女性が約87歳となっているのでその年齢で計算してみましょう。父親に会える回数は【(81-65)×3】になるので51回、母親には66回会うことができるという結果が出ます。
この51回ないし66回という回数をどう感じますか?多いでしょうか、少ないでしょうか。この数字を見て、親に何をしてあげられるかを考えてみて下さい。
親にできることとは
先述した親に会える回数を導き出す計算式。皆さんが自分自身の親の年齢を当てはめ計算した結果、どのくらいの回数会えるかということを知ることができたのでは。
平均寿命から親の年齢を引いた時、「あと15年は大丈夫」と感じるのとあと50回しか会えないと感じた時、どちらが親に対しての気持ちが大きくなるでしょうか。あと15年は大丈夫と感じた時は実家へ帰省する頻度を多くすることはないような気がします。しかしあと50回とした時には「あと50回しかない」と感じ、帰省回数を増やす、親との関わりを増やすように行動する人が多くなると考えます。
この回数の中で親に対して何をしてあげることができますか?例えば帰省回数を増やして孫たちとの交流の機会を作ることも親孝行の1つですよね。また家族で旅行に行くのも親孝行になりませんか?
まとめ
親に会えるのを年数ではなく回数で意識することでより親の大切さを知ることができるような気がしますが皆さんはどう感じましたか?実際に計算をしてみて「あとこれくらいしか会えない」と実感した方、「まだまだこんなに会える」と感じた方それそれ感じ方は異なります。
しかしいつ親との別れが来るかは誰にもわかりません。そうなってしまった時に「あの時もっと実家に行っていれば…」「旅行に一緒に行きたかった」と後悔するよりも、親が元気な時に一緒に過ごす時間を多く作り出すことが親孝行になるのではないでしょうか。
実家が遠くて帰省回数を増やすのは難しいという方は毎日電話をして会話をするのも親にとってはとてもうれしいものです。「最近声を聞いていない」と思ったら電話をして毎日の様子についてお話をしてみて下さいね。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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