死ぬ場所は住み慣れた自宅が良い、と思っている人の割合が多いのに対して実際は病院での死を迎える人が多いという調査結果が出ています。



そして自宅で亡くなる割合は約14%とされており、自宅での死を希望していても何らかの理由でかなわない人が多くいるということが分かります。


昔は自宅で家族や親せきなどに看取られるのが当たり前でした。しかし医療の発展などが背景にあり、自宅で死を迎える人が少なくなったのではないでしょうか。

畳の上で死にたい高齢者たち

自分が死ぬ場所はどこだろう?自宅でおおらかに亡くなりたいについてのイラスト
内閣府が行った高齢者を対象とした調査では薬半数が自宅で死を迎えたいとの回答を寄せています。

自宅の次には病院が約3割を占めていますが、高齢者は住み慣れた自宅での死を希望していることが分かります。


しかし実際は病院で死を迎える人が約8割を占めており、自宅の割合は1割強となっています。自宅で死を迎えるのが難しい理由としては

介護負担が大きい
ことが挙げられます。


また近くに在宅医療を支える開業医や病院がない場合には高齢者自身も家族も自宅での死を希望していた場合でも対応できないこともあるでしょう。


そうした地域の医療格差ももしかしたら自宅での死を迎えられない原因の一つなのかもしれません。

昔は畳の上で死ぬのが当たり前だった

今の日本は核家族化が進み、夫婦と子供だけの世帯や夫婦のみの世帯と言う家庭が増えています。

しかし昔は3世代が同居という家庭環境が当たり前にあり、介護が一用になれば家族総出で介護をし、最期を迎えるという形が多くありました。

また地域医療を支える医師の存在もあり、往診という形で自宅を訪問し最期を看取るというのが当たり前でした。


しかし今は先述したとおり家族構成が変化し、自宅での介護自体が難しい環境になっています。そして地域での医療格差も生じ、自宅での死を迎えることが難しくなったのかもしれません。


時代の流れにより人の考え方は変わってきますが、やはり

自宅での死を迎えたいという気持ち
の高齢者はいつの時代も多くを占めるのではないでしょうか。

まとめ

高齢化社会が進行している今、在宅介護も見直しの時期が来ています。

2025年に団塊の世代が後期高齢者になります。そのため、住み慣れた地域で介護が必要になっても安心して過ごすことができるよう、また自宅で最期を迎えることができるように地域包括ケアシステムの構築が進められています。


このシステムが軌道に乗った時、高齢者の半数が希望している自宅での死を迎えられる人が増えるかもしれません。


人間は必ず死を迎えます。死を迎える時に誰もが幸せな人生だったと思えるような環境を作ることができるようにしたいものです。



2016年6月28日 12:00