
犬とのキスは危険?細菌が敗血症を招く!?
投稿日 2017/11/18
最終更新日 2017/11/18
実際に2007年にオーストラリアでやけどの傷をペットの犬がなめてしまい、そこから細菌感染をしてしまったケースがありました。
ちなみに犬に嚙まれることで細菌感染する確率は約10~15%、猫の場合には約50%となっています。
ペットを飼われている方は注意しましょう。
飼い犬に噛まれて敗血症を起こしてしまう
家族同然のペットですが、そのペットが引き起こす怖いものがあります。
それがペットの犬や猫の唾液に含まれている細菌による感染です。
重症になると敗血症を引き起こしてしまい、最悪の場合には命を落とすこともあるとても危険なものです。
実際にオーストラリアで2007年にペットの犬に傷口を舐められたことにより細菌に感染し、敗血症を起こしたケースが報告されています。
実際に犬に噛まれて細菌感染する確率は約10~15%、猫の場合には約50%となっています。
そして感染した人のうち、26%が命を落としているとの報告もあります。
感染を防ぐにはペットも人間も清潔にすること
では感染を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?
まずはペットとキスをしないことです。
また傷の部分をペットが舐めるのも感染する原因となりますので避けましょう。
これらは粘膜を通して感染することを防ぐためです。
また人間側はペットに触れたら手洗いをすることを意識しましょう。
特に舐められた後は唾液に含まれている細菌が付着していることがありますので必ず手洗いをするようにしてください。
舐められた手を他の人の口に入れるのも避けましょう。
実際に子供がペットが舐めた手を赤ちゃんの口に入れたことで細菌が感染し、髄膜炎を起こしてしまったケースがあるそうです。
乳幼児や高齢者は細菌に対する免疫力が低下していますのでより注意が必要です。
まとめ
ここまでペットからの細菌感染についてまとめてきましたが、絶対に触れてはいけないということではありません。
しっかりと手洗いをするなどの清潔を意識することで感染を予防することができます。
しかし乳幼児や高齢者がペットと接する場合には、本人はもちろん周りが手洗いなどの声掛けをするようにしましょう。
また子供がペットの唾液に触れた手で他の子供の口に入れるというのも危険なことですので、注意していきましょう。
家族同然のペットといつまでも一緒に暮らせるよう、細菌感染について知り、対処していくようにしていきましょうね。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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