
インフルエンザに高齢者が感染したら?
投稿日 2016/01/24
最終更新日 2016/01/25
手洗いはもちろん、うがいやマスクの着用はしっかりと行い、自分はもちろん周りの人も感染から守りましょう。
インフルエンザの感染ルート
インフルエンザは飛沫感染が主です。感染している人の咳やくしゃみに含まれる飛沫(分泌物)を吸い込むことによって感染してしまいます。大体2~3mの範囲で感染する可能性があります。他にも感染している人から出た飛沫が近くのテーブルなどに付着し、その飛沫を触った手で目や鼻を触ってしまうと感染してしまいます。予防策としては手洗いやうがい、マスクの着用です。自分を守るためにもこれらは確実に行いたいものです。
もしもお年寄りが感染してしまったら
お年寄りの方が突然の発熱となると動転してしまいますよね。この時期の発熱はまず、インフルエンザを疑いましょう。主治医に検査をしてもらいインフルエンザが確定したらまずは隔離をします。在宅であれば自分の部屋で過ごしていることが多いので、できるだけ部屋から出ないように説明します。施設であれば、施設内での感染を防ぐためにできるだけ個室での対応に切り替えましょう。
介護者が感染してしまったら
介護者が感染してしまったら、まずはお年寄りと接しないようにします。お年寄りは体力が低下していて感染しやすいからです。もし、家族が感染してしまったら代わりに介護ができるように手配をします。家族が安心して休むことができるように一時的にショートステイを利用することも検討しましょう。お年寄りはもちろん、家族も大切です。家族が安心して休むことができる環境を作ることができるよう、お手伝いをします。どうしてもお年寄りに接しなければいけない場合は、マスクを着用しできるだけ短時間で終わらせましょう。また、手洗いをしっかりと行い、咳やくしゃみで飛んだ飛沫を触った手でお年寄りに触らないようにします。お互いにお互いを守り、感染を防ぐようにしていきましょう。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
関連記事
- 高齢化社会への対策とは?今、何をすべきなのか
今の日本は「少子高齢化社会」です。出生率が低下している中、高齢者の割合が著しく上昇しているので、2030年には、日本人口の3分の1が高齢者になると言われています。これを2030年問題というのです。当然
詳しくみる - 介護人材不足解消へ……コミュニケーションロボットの活用は介護現場をどう変えるか?
介護現場では人材不足が深刻です。介護施設の6割以上が人手不足を感じています。労働条件の緩和など介護現場では働きやすい環境作りに取り組んでいますが、人材不足の解消にはつながっていません。そこで介護者の代
詳しくみる - 体を温める冬の食事7選 冷えを解消するために
冬が近づくに連れて、温かいものが食べたくなりますよね?体を温めることは細胞を活性化させることに繋がるため、健康にも良いと言われています! (さらに…)
詳しくみる - 高齢者が冬に気をつけたいヒートショックとは?症状と予防方法
皆さんはヒートショックという症状を聞いたことがありますでしょうか。高齢者が自宅で死亡する事故の4分の1はこのヒートショックが原因だと言われています。 (さらに…)
詳しくみる - 歯の本数と睡眠に関係が!?健康のためには歯の健康を
「歯は健康の原点」なんて言われたりしますが、先日東北大学の発表で歯がない高齢者は短時間・長時間睡眠のリスクが高くなることが明らかになりました。 (さらに…)
詳しくみる
あなたにおすすめの介護施設
エリアから探す
全国の介護施設を検索することができます。都道府県を選択してください。