
地方移住と定住。静岡県で多彩な生活スタイルが実現!?
投稿日 2016/10/23
最終更新日 2016/10/22
そこには、「老いてよし アクティブシニアの理想郷」として中高年層の様々な生活スタイルでイキイキと暮らせる環境を地域で構想し、首都圏からの移住を実現可能にするための姿勢がうかがえます。
静岡県では「モデル事業」?
国が奨励する「生涯活躍のまち(日本版CCRC)」構想をうけ、地方移住による地域活性化戦略として、静岡県では平成29年度「モデル事業」とし実施する意向ということです。
三島市において開催された会議では、伊豆半島の地域が提示されています。
静岡県では「一定の経済効果や雇用の創出、地域活性化が図れる」との見解を示しています。
もちろん「高齢化の加速」「医療・介護費負担」などの問題もありますが静岡県では、移住前提としてだけではなく、高齢者世代がイキイキ生活できる環境を整えるということが最優先としています。
では日本版CCRCとは?
「CCRC」って言葉は時々耳にしますが、さてどういったことなんでしょう?
アメリカで1970年代頃から始まった「高齢者地域共同体(コミュニティ)」のことです。
「Continuing Care Retirement Community」の頭文字をとって、CCRC。その日本版ということですね。
《日本版CCRCの意義》として、以下の3つがあげられます。
1. 高齢者の希望の実現
2. 地方へのひとの流れの推進
3. 東京圏の高齢化問題への対応
上記の内容からも、お分かりいただけるかと思いますが、高齢者が第二の人生を住みやすい地方でと考えられている人には、地方で暮らすためのより過ごしやすい環境整備を配慮するものです。
従来の高齢者向け施設・住宅とは
・サービスを受けるのみ。
・高齢者のみでの生活。
日本版CCRC構想では
・地域において仕事、社会活動、生涯学習等に積極参加。
・地元住民、子ども・若者などとの交流。
また、医療や介護の必要性がうまれた時にも、住み替えなくてもその地域でケアやサービスが受けられるということも重要です。
まとめ
現在、日本版CCRCはまだ構想の段階です。地域環境、金融支援制度、医療ケアやサービスの確保と様々な問題点もあり、いくつかの地域で試験的に行うという状態にとどまっています。
しかし実現的な議論もなされていますので、CCRCは将来的に高齢者の暮らしの選択肢となる可能性もありますね。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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