
フラダンスが高齢者にとってのエクササイズになるかも!?
投稿日 2016/11/27
最終更新日 2016/11/26
フラダンスはゆっくりとした動きが多く、手先の動きに意味を持たせているためイメージしながら踊ることができます。
またフラダンスの基本姿勢は知らず知らずのうちに体幹を始め、下肢の筋力などを鍛える効果があるそうです。
実際に介護施設などでフラダンスをレクやリハビリに取り入れているところもあるようです。
フラダンスは体幹や下肢の筋力が鍛えられる
ハワイの伝統的なダンスであるフラダンス。
ゆっくりとした動きで見ている側も癒されるものですが、もともとは男性が中心となって行っていた宗教的な儀式だそうです。
またゆっくりとした動きをしていますが、フラダンスの基本的な姿勢である膝を緩めて体重を左右に動かしながら低い姿勢をキープするということはエクササイズとして効果的とされています。
ダイエットとしての効果はあまり期待できないとのことですが、基本姿勢を取りながらフラダンスをしているうちに体幹や下肢の筋力が鍛えられるという効果があります。
エクササイズとしてのフラダンス
実際に介護施設などでフラダンスをエクササイズとして取り入れているところもあるようです。
また介護施設で認知症がある立位が困難な入所者に対して週4回フラダンスをアクティビティとして行ったところ、気持ちの安定やネガティブ感情の減少があったとの研究もされています。
またフラダンスの動きは手先の動きに意味を持たせていることもあり、座位でも取り組みやすいエクササイズです。
そのため立位が難しい高齢者にとっても身体を動かすきっかけになるのではないでしょうか。
そしてフラダンスをする時は衣装にも工夫してみてはどうでしょうか。
首からレイをかける、パウスカートを履く、髪に花の飾りをつけるという非日常的なことでも高齢者にとってとても刺激になり、楽しみながらフラダンスをすることができるかもしれません。
まとめ
フラダンスの曲や動きは見ていてもゆったりとした気持ちにさせてくれるものです。
しかし実際に行ってみると膝を曲げながら左右に体重移動をする、それに合わせて手の動きも意識するというとても難しいものです。
下肢の動きができなくても手の動きの意味を考えながら手を動かすだけでも高齢者にとっては頭や身体のエクササイズにつながると言えます。
また下肢の筋力をつけることもできるとされていますので、興味のある方はフラダンスをしてみてはいかがでしょうか。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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