
あなたは何歳まで生きたい?年齢を重ねるほど早死にを望む傾向に!?
内容は「何歳まで生きたいか」「老後の不安は」「リタイアしたい年齢」の3つ。調査は各年代300人ずつ、男女150人ずつという割合で行われました。
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何歳まで生きたい?
平気寿命が延び、人生100年時代といわれるようになった現実とは裏腹に、多くの人がそこまで長生きすることを望んでいないことが分かる結果といえるでしょう。
年代別に見ると、20代30代40代の希望寿命の平均が低い一方、10代の希望寿命の平均は80.2歳、50代が79.3歳と、全体の平均よりも高いことが分かります。特に、60歳未満の寿命を希望する人が20代15.3%、30代11.7%と、他の年代より老後に期待していない割合が高いこと伺えます。
逆に希望寿命が高かったのは10代で、100歳以上の寿命を希望する人が18.7%、85歳以上を希望する割合が5割に迫る数字となっており、他年代を大きく引き離して高い結果となり、長く生きることを望んでいるようです。
老後に不安はある?その理由は?
また、「老後に不安を感じていること」については、「老後資金」が76.9%で1位と、2位の「年金制度」(68.8%)と合わせて、大多数の人がお金の問題に最も不安を感じていることが分かります。続いて「病気・怪我」「親の介護」「家族の健康」となっており、健康や家族への不安が伺えます。
年代別で顕著なのが10代で、「人とのかかわり」(26.8%)、「社会とのつながり」(25.9%)、「余暇の過ごし方」(23.9%)という回答が他の代と比較して高い数値でした。物質的、健康的な要素だけではなく、社会との関係性に不安を感じているようです。一方50代は「病気・怪我」(75.2%)が平均より13ポイント以上高く、老後資金など金銭面の問題と健康面の問題を同程度に意識している結果となりました。
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何歳でリタイアしたいか
年代別では、定年退職が近い50代は平均65.6歳と全年代で最高齢。65歳から69歳でリタイアしたいと回答した人が34%と高く、他の年代よりも現実的に捉えているようで、定年退職と老後不安からもう少し働きたいという意向が汲み取れます。
一方、10代は平均58.9歳と全体の平均年齢を下回りました。なお、今回のアンケートで最も早くリタイアしたいとしたのは20代で、平均56.9歳。20代は18.5%の人が50歳未満でのリタイアを希望しており、他の年代よりも高い結果です。これは、社会人として本格的に働き出した20代が10代よりも仕事を現実的に考えられるようになり、早めにリタイアしたいと思うようになったと推察できます。
不安なく老後を迎え、長く生きたいと思えるように
希望寿命の平均が77.1歳と現在の平均寿命よりも低く、リタイア希望は定年を下回る58.9歳と早めの結果に。その一方で、10代は100歳以上生きたいと考えている人が約2割と、他の世代の倍近い割合でした。これは、最も若い10代が他の年代と比べて老後に期待していると考えてもよいのではないでしょうか。
現役世代は、まだ自分が何歳まで生きるのか、深く考えることはないでしょう。
特に目を引いたのが、「何歳まで生きたいか」という質問に対し、100歳以上という答えが多かった10代と、60歳未満という答えが多かった20代30代です。
まだ若く近い年代でありながら、答えにこのような違いが現れるのには、どのような背景があるのでしょうか。調査ではそこまで具体的な理由までは分かりませんでしたが、若い世代が不安なく老後を迎えることができ、長く生きると思える社会になってほしいものです。
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