
千葉市の新しい取り組み「介護をしている人を助けられるか」
投稿日 2015/11/25
最終更新日 2015/11/25
そんな方を対象に、家族介護者の身体的・精神的な負担を少しでも減らせたらと、「食事介助」「排泄介助」など介護の技術面を無料で訪問レッスンしてくれるサービスを始めました。訪問するのは市から派遣されたホームヘルパーや介護福祉士が担当し、1回約1時間です。その間に技術的なレッスンはもちろんですが、介護について困っていることのアドバイスも時間が許す限りこたえてくれます。ホームヘルパーや介護福祉士はいわば介護のプロです。いろいろなケースの利用者さんの介護に携わってきた知識と経験からいろいろなアドバイスがもらえます。
家族を介護する人の心の辛さ
家族の介護となるとどうしても内にこもりがちになってしまい、なんとなく外との接触が減少傾向となり、精神的負担は計り知れません。相談できる相手もいないまま悩んでいる事の解決の道も見つからずどんどんと落ちこんでいってしまいます。するとより一層外に出ることができなくなり、介護疲れから殺人や無理心中にまで陥ってしまうケースも、決して特例ではないでしょう。介護にまっすぐに取り組むからこそ、そんな事件とスレスレの橋を渡っているようなものなのです。もちろんそんな事件を肯定するわけではありません。しかしながらそんな事件に関わりを持ってしまう方というのは、精神異常者であるとか、親不孝ものであるとかそんな簡単な非難で終わらせていいことではないのです。
地域のサービスをしっかり調べてみましょう
もちろんこのような家族の介護をおこなっている方を対象とした教室は全国各地あちこちの市町村でも行われています。介護と一言で言ってもいろいろなケースがあり、悩みも十人十色あります。この家族介護者を対象とした教室はそんな方々の救いの手になる事は間違いないでしょう。
お住まい地域でも、市報や回覧板などに小さく掲載されているかもしれません。そうでなくてもお住まいの地域の役所に直接問い合わせれば詳細を教えてもらえます。一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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