最近よく耳にする「ホスピス」と「緩和ケア」という言葉。

共に終末期のケアであることは理解できますが言葉以外にも違いはあるのでしょうか?

ホスピスってなに?

ホスピスとは?緩和ケアとの違いについてについてのイラスト

患者本人の意思で最後まで快適な生活を送り、人間の尊厳を重視したターミナルケア(終末期ケア)を行う施設のことです。


治る見込みが無いのに延命治療として過剰な治療や強い抗がん剤などで苦しむことはせず、痛みを緩和する(麻薬など)
ことや心の安定のためのカウンセリングなどを行います。



ホスピスでは医者や看護師などのスタッフの人数が多く、痛みを感じないようにするケアも行き届いています。
入院について、高いのではと懸念されると思いますが、一般病棟への入院とほぼ同じで、社会保険や国民健康保険
なども適用されます。

その給付割合も普通の入院と変わりません。

緩和ケアとは

身体的・精神的な苦痛をやわらげ静かな最期の時間を過ごすためのケアをすることが目的になります。
ただし、緩和ケア病棟は悪性腫瘍(がん)の患者さんが対象であり、それ以外の病気は対象にはならないことです。

私の兄はまだ59歳でした。癌を患い腎臓摘出(片方)から始まり胃の全摘そして、最後には肝臓の癌でなくなりました。再三の手術で大きかった体は半分の大きさになりました。手術が出来ないからと抗がん剤に苦しみ最後は唇を噛んで腫上がっていました。


延命治療はしないと決めたのが遅かったのです。
どうしても助けたいという思いから随分と苦しめてしまいました。
思い残すことが多かったと思います。最後まで癌であることは隠し通し、食欲が無いという時も「食べないと治らない!」と言ったことが悔やまれます。

言いたいことや思ったこともあったはずです。
意識が朦朧とした中で何かを言いたそうにしていましたが、もう聞き取ることも叶いませんでした。管に縛られて辛い思いばかりを強いてしまったことが心残りです。

ホスピスとは?緩和ケアとの違い

厚生労働大臣の認可の「末期悪性腫瘍患者の終末医療」を行う医療施設において様々な要件を満たした施設が
緩和ケア病床(病棟)です。
厚生大臣の認可を受けず終末医療を行う上記案件に関係ない施設をホスピスと分けられ違いがあるようです。


では、その案件とはどのようなものでしょうか

病室の広さが、個室の数、家族控え室や専用台所などの設備、医師数、看護師の患者割合などです。

ただ、どちらもターミナルケアを行う施設です。

「TSURUMIこどもホスピス(TCH)」

全国初で大阪市鶴見区に「コミュニティー型子供ホスピス」が誕生しました。

先ほども述べてきましたがホスピスが終末期の看取りに重点を置きましたが、こちらでは重度の病気の子供を抱える家族への心身へのケアをも目的としています。この施設には医師、看護師はもちろんですが保育士、看護師
を始め教師なども子供へのケアを連携しながら当たります。

病院と家庭しか知らず外出もままならない子供たちが
自分と同じように闘っている仲間と遊んだり学んだりして友達作りも可能です。親もまた、同じ悩みを持つ親同士として
気軽に相談したり励ましあったり出来ます。

まとめ

現在の緩和ケアが癌に特化したものだとは知りませんでした。

緩和ケアが病院内のことの意味があるのに対してホスピスが広い意味でのターミナルケアのような違いを感じるのは私だけでしょうか?三大現代病は癌・脳卒中心臓病といわれています。癌だけが対象となっているのはどうしてなんでしょう。最後の時間を選択できるのも人としての尊厳だと思います。


高齢者にとり、苦痛を緩和しより人間らしい生活を送るためのケアを今一度考えて見ましょう。