
骨なし魚の大変な作り方!高齢者の食事としては安心感がもてるかも!
投稿日 2017/03/13
最終更新日 2017/03/11
また高齢者の食事でも骨なし魚を利用することが多くなりました。
骨なし魚の作り方は1つ1つ手作業で骨を抜き、X線で取り残しがないか確認してから出荷されています。
そうした手間がかかっている骨なし魚ですが、骨を詰まらせるリスクを低くしているため、高齢者はもちろん、学校給食や外食産業でも多く利用されるようになってきています。
[ad#campaign1]
[ad#adsense]
[ad#campaign2]
骨なし魚を作る方法とは
高齢者の食事に利用する、給食に利用する、外食で提供されるなど幅広く活用されるようになってきています。
この骨なし魚ですが、どうやって作られているかご存知でしょうか?
実は1つ1つ骨を丁寧に抜いているのです。
そして形を整えて冷凍され、出荷されています。
中には調理済みのものも販売されています。
骨を抜く機械も開発されているのですが、すべて抜くことは不可能です。
そのため人の手を使って骨が残らないように作業しているのです。
高齢者の食の安全にも
高齢者は昔から骨のある魚を食べていました。
そのため、骨なし魚を提供されると「なぜ骨がないのか」と逆に心配してしまうこともあります。
しかし加齢に伴い、視力低下や指先での細かい作業が難しくなる、かむ力や飲み込む力が弱くなるなどのことから魚を食べる時に骨に気付かずに、骨が喉などに刺さってしまうということが起こります。
そのため介護施設などの食事には骨なし魚が使用されているのです。
これは2000年ころから提供され始め、今では当たり前に骨なし魚が提供されています。
骨なし魚を提供することで小骨が刺さるなどのリスクが低下し、食事提供する側としても安心して魚料理を提供することができるようになりました。
[ad#campaign1]
[ad#adsense]
[ad#campaign2]
骨まで柔らかくした魚も…
骨なし魚は小骨が刺さるというリスクが少なく、高齢者でも安心して食べることができます。
しかし昔から親しんできた骨がある魚を食べたいと思う高齢者も多いでしょう。
そうした高齢者を対象とした骨まで柔らかく加工した魚も販売されています。
魚の骨にはカルシウムが豊富に含まれています。
そのため骨まで食べられるように加工しているのですが、高齢者にも好評です。
しかし柔らかくしてあるとはいえ、小骨などが喉に刺さるというリスクが懸念されているため、介護施設などで提供されるケースは少ないようです。
骨がある魚も骨なし魚もメリット・デメリットがあります。
リスクを考えるのも大切ですが、最も大切にして欲しいのは食べる側の気持ちではないでしょうか。
[ad#campaign1]
[ad#adsense]
[ad#campaign2]
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
関連記事
- 高齢化社会への対策とは?今、何をすべきなのか
今の日本は「少子高齢化社会」です。出生率が低下している中、高齢者の割合が著しく上昇しているので、2030年には、日本人口の3分の1が高齢者になると言われています。これを2030年問題というのです。当然
詳しくみる - 介護人材不足解消へ……コミュニケーションロボットの活用は介護現場をどう変えるか?
介護現場では人材不足が深刻です。介護施設の6割以上が人手不足を感じています。労働条件の緩和など介護現場では働きやすい環境作りに取り組んでいますが、人材不足の解消にはつながっていません。そこで介護者の代
詳しくみる - 体を温める冬の食事7選 冷えを解消するために
冬が近づくに連れて、温かいものが食べたくなりますよね?体を温めることは細胞を活性化させることに繋がるため、健康にも良いと言われています! (さらに…)
詳しくみる - 高齢者が冬に気をつけたいヒートショックとは?症状と予防方法
皆さんはヒートショックという症状を聞いたことがありますでしょうか。高齢者が自宅で死亡する事故の4分の1はこのヒートショックが原因だと言われています。 (さらに…)
詳しくみる - 歯の本数と睡眠に関係が!?健康のためには歯の健康を
「歯は健康の原点」なんて言われたりしますが、先日東北大学の発表で歯がない高齢者は短時間・長時間睡眠のリスクが高くなることが明らかになりました。 (さらに…)
詳しくみる
あなたにおすすめの介護施設
エリアから探す
全国の介護施設を検索することができます。都道府県を選択してください。