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立ち上がりの負担をなくす歩行器を津島鉄工所が開発

立ち上がりの負担をなくす歩行器を津島鉄工所が開発についてのイラスト

最終更新日2015年12月09日09:32

津島鉄工所(京都府)が精密板金、切削加工の技術を生かし、介護・福祉業界にも参入しました。開発されたものは非電動式の歩行器「たぁーくん」です。「たぁーくん」は介護者の負担を減らす為に考えられ、簡単で利用者にもとても使いやすい物になっています。

京都府の補助金採択を受け

立ち上がりの負担をなくす歩行器を津島鉄工所が開発についてのイラスト
今回の開発は京都府の「人にやさしい介護支援機器開発プロジェクト運営協議会」から始まり、「エコノミック・ガーデニングセカンドステージ」の3年の補助金採択を受けた津島鉄工所が製品化したものです。「人にやさしい…」をコンセプトにしている通り見た目も金属感あるものではなく、白とオレンジを使ったやさしい配色になっています。

テコの原理を使い電気を使わない

「たぁーくん」は電気を使わない非電動式でベッドからの立ち上がりや腰を下ろす時のサポートをテコの原理を使ってレバーを踏むだけで力を使わず介助できます。利用者も介護者の無理な引き上げる力を感じることなく、自然な形でゆっくりと動作を行うことが出来、立ち上がり、腰掛をスムーズに行えます。重さは23キログラムで価格は税抜き24万8000円です。ロボットや電動式のものより価格が低いので取り入れ易いかもしれません。

現場での活用度は

歩行器は肘を置く所が立った時の高さに合わせてあるのでベッドからの立ち上がりの際は安定が悪く危険な事もありました。しかし今回の「たぁーくん」では利用者がベッドに腰をかけた高さに肘置きが下がり、そこに腕を乗せ、立ち上がる時の前かがみの状態で介護者のバーの踏み込むタイミングと合わせてゆっくりと立ち上がります。この様に肘置きが下に下がるのでとても安定があり使いやすいのではないかと思います。ただ歩行器は幅を結構とってしまうので病院や施設の相部屋の部屋などはベッドの間隔が狭い所も多いので、通れるかが心配です。又小回りの利きなども良いと更に動きやすいと思います。そうなると自宅介護での重要も高まるでしょう。

まとめ

津島鉄工所はこの「たぁーくん」を介護・福祉施設向けに年間100台の販売を目指しているそうです。電気を使わないので万が一食事や排せつ物などがついてしまっても故障する事なくきれいに使えるので安心です。電気を使わない環境にもやさしい介護・福祉機器、これからも様々な企業が参入して介護の現場を盛り上げてくれるでしょう。

参考元:日刊工業新聞2015年10月20日 中小企業・地域経済面

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