
介助犬と聴導犬、進まない補助犬の認知
投稿日 2016/03/06
最終更新日 2016/03/05
しかし盲導犬のようには知られておらず、育成などの助成が少ないため必要としている人がいるのにも関わらずなかなか普及していないのが現状です。
介助犬と聴導犬
介助犬とは、身体に障害がある人と一緒に生活し、手助けをする犬です。例えば「テイク、○○」と伝えると言われた○○を持ってきます。また家の中にとどまらず、外出した時に車いすが溝などにはまってしまった時に他の人に知らせてくれたりもするそうです。同じように聴導犬は聴覚に障害を持つ人と一緒に生活していく犬です。電話などの音を聞き、伝えることを仕事としています。
心のバリアフリーの環境づくり
盲導犬を伴って外出している人は良く見かけるようになりました。しかし介助犬や聴導犬はまだまだ見かけません。それには世間の認知度が低いことも関係しています。今、バリアフリーという言葉が多く聞かれています。平成18年にはバリアフリー法が施行されています。物的なバリアフリーは徐々に整備されていますが、心のバリアフリーはまだまだこれからだと思います。
最後に
盲導犬と同じように障害を持つ人の手助けをする介助犬や聴導犬に対して勘違いとはいえ入店拒否するというのは、障害を持つ人の社会参加を阻害している大きな原因です。このような認知低迷が続く限り、介助犬たちの育成も進まず、介助犬や聴導犬が同伴してれば外出の機会も増える人にとっての社会参加も進まないのです。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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