
HIV陽性者の高齢化が進む。現状の課題と問題点
投稿日 2017/12/17
最終更新日 2017/12/16
また高齢になるにつれての問題として透析が必要となるなどの状態になっても受け入れを拒否されるケースがあることが挙げられています。
これはかつてのHIV陽性患者に対する誤った考え方によるものとされていますが、社会全体で正しい知識が周知されているとは到底思えません。
高齢になれば介護の問題も生じてきます。
そうしたことに対する対策を社会全体で検討していくべきなのではないでしょうか。
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HIV陽性者に対する社会の意識
HIV感染者の高齢化が進んでいます。
HIV感染に関しては様々な感じ方や見方があるかと思いますが、現在は投薬治療を受けることで病気の発症を抑え、延命できるようになりました。
しかしHIV感染者も他の高齢者と同様に加齢とともに高血圧や糖尿病などの病気を発症することもあります。
また透析治療が必要になること、病気やけがなどにより介護が必要となることもあるでしょう。
そうしたHIV陽性者に対して医療機関や介護施設では受け入れを拒否するケースもあるとして問題となっています。
これはHIV陽性者に対する否定的な考え方、誤った知識が背景にあると考えられています。
実際の支援から見えること
HIV陽性者に対する正しい知識を持っている方はどれくらいいるのでしょうか?
医療に関わる人であれば正しい知識を持ち、正しい対応をして欲しいものです。
また介護施設でも正しい知識を持ち、HIV陽性者だからと言って入居を拒否する、サービス提供を拒否するということがないようにするべきです。
そうなるためには正しい知識を持つことが必要になります。
正しい知識を身に付けるためのパンフレットを作成している団体もあります。
またAIDS関連のシンポジウムが行われていることもあります。
HIV感染は主に性行為が原因となります。
そのため否定的な見方をすることが多いのかもしれません。
しかし感染対応を確実に取ることで非感染者と同様に生活をすることができるということを知っておきましょう。
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まとめ
治療法の進歩により、HIV陽性者でも非感染者と同じように年を重ねることができるようになりました。
その反面、介護が必要になった時などに受け入れを拒否されてしまうなどの問題が生じています。
こうしたことを防ぐには一人一人がしっかりと正しい知識を持ち、対応していくことが大切です。
機会があれば先述したパンフレットやシンポジウムを活用してみてはいかがでしょうか?
そして偏見や差別がない社会にしていけるといいですよね。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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