
肥満が原因で脳梗塞。発症リスクを特定し予防しよう。
投稿日 2018/07/13
最終更新日 2018/03/31
40歳以上で働き盛りの場合での脳梗塞は肥満などのメタボリックシンドロームが原因としています。
メタボリックシンドロームの場合、高血圧や糖尿病などの病気が脳梗塞のリスクとなっています。
また高齢者の場合には心房細動が原因となることが多くなっています。
どちらにせよ脳梗塞の原因となるものを把握し、適切な治療を行えるようにしていくことが大切なことです。
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働き盛りの脳梗塞の原因は
40歳以上の働き盛りの場合で脳梗塞のリスクとなるのがメタボリックシンドロームです。
メタボリックシンドロームは、肥満や動脈硬化、糖尿病、高血圧などの複合的な疾患になります。
さらに喫煙や飲酒、疲労、ストレスなどが合わさることにより、脳梗塞の発症リスクを高めることになります。
また脳血流が一時的に悪化し、脳梗塞のような症状が出るTIA(一過性脳虚血発作)がある場合には脳梗塞の発症リスクが高まります。
こうした症状がある場合には早めに受診をするようにしましょう。
過去の研究によるとTIAを起こした10~15%が3か月以内に脳梗塞を起こしているとされています。
そのためTIAを起こした後すぐに血液をサラサラにする抗血小板薬を使った治療などを実施し、脳梗塞を予防していく必要があるのです。
高齢者の脳梗塞のリスクになるのは
高齢者の場合には心房細動が原因となることが多いです。
心房細動は心房で起こる不整脈ですが、24時間継続して心電図を取らないと発見されにくいものです。
特に高齢者の場合には不整脈に気付きにくいため、早めの検査が必要なのです。
心房細動の場合、心房内で血液の流れが滞ることにより血栓が生じ、その血栓が脳血管を詰まらせると脳梗塞となります。
心房細動と診断された場合、行う治療としては不整脈に対するものと、抗凝固剤の内服をすることになります。
また心房細動を根本的に治療するには高周波カテーテルアブレーション治療になります。
心房細動と診断された際に医師と相談してみて下さい。
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まとめ
肥満は脳梗塞以外にも様々な病気の原因になります。
そのため肥満と診断されている人はもちろんですが、最近体形の変化を感じている人も生活習慣を改善するように心がける必要があります。
またTIAが生じた時にも早めに脳神経外科を受診し、適切な治療を受けるようにしてください。
脳梗塞になってしまうと麻痺や言語障害が残ることがあり、その後の生活にも支障が出てしまう可能性が高いため、普段から体調の変化に気を付けるようにしましょう。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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