
引きこもりの原因は親なのか?「80・50問題」が現実に!
投稿日 2017/03/06
最終更新日 2017/03/04
仕事などの人間関係が原因で引きこもってしまった方の平均年齢は45.2歳となっています。
そしてその親で80歳代の父親が8%、母親が12%という割合になっており、「80・50問題」として改めて問題視されています。
相談窓口に相談するのは親が最も多いのですが、引きこもっている本人の兄弟姉妹というケースも増加しています。
今までに様々な支援が行われては来たのですが、引きこもり解消になったケースはそれほど多くありません。
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引きこもりのリスクとは
学校や職場での人間関係など様々な理由があり、引きこもりになってしまいます。
そして引きこもる期間の長さも人それぞれです。
しかしどのような原因、期間にしても引きこもっている本人が納得しないまま無理に引きこもりを解除させるということはしてはいけないと考えます。
引きこもりの方は少なからず家族などの自分以外に対して否定的な感情を持っていると考えられます。
そうした時にこちら側のアプローチを間違えてしまうとその感情を強くしてしまい、さらに関係性が悪化する、暴力行為などにつながるリスクが高くなります。
引きこもりが続くリスクとは
引きこもりをしていたとしても生活をするにあたり、生活費が必要になってきます。
しかし無職であることがほとんどであるため、収入はほぼありません。
そのため同居する親などの援助で生活をしています。
長期間引きこもりをしているということは親もその分年齢を重ねていくことになります。
そのため働くことができない状態になってしまった場合には生活をすることすら難しくなることも考えられます。
また引きこもっている本人も身体を動かすことが少なくなるため、体力が低下します。
また閉塞的な環境で過ごすことで意欲低下などの精神面にも影響が出てきます。
こうした様々な影響が出てきてしまうことが引きこもり継続することで起こるリスクと言えます。
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まとめ
引きこもりの原因や期間は人それぞれですが、家族など周りの人はもしかしたらすぐにでも引きこもりを解消させたいと思っているかもしれません。
しかし本人が社会復帰するという気持ちがなければ逆に本人を苦しめてしまうことにもなります。
まずは専門の相談窓口に相談するところから始めてみませんか?
そして本人にとって引きこもりから脱却できるような対処ができるようにしていけると良いと思います。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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