
閉塞性動脈硬化症は『冷え』に注意!原因と有効な治療法は?
投稿日 2017/04/18
最終更新日 2017/04/15
治療としては手術により人工血管を作り、血流を改善すること、ワーファリンなどの抗凝固薬を内服することなどが挙げられます。
閉塞性動脈硬化症は足が冷えることにより、さらに血管が収縮してしまい血流がさらに悪くなってしまいます。
血流が悪くなるということは傷などができた時に治りが悪くなるなどのリスクになります。
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閉塞性動脈硬化症とは何か
下肢へ血液を送るための動脈が閉塞してしまい、血流が悪くなってしまう病気です。
動脈の閉塞原因として挙げられるのが動脈硬化や糖尿病などになります。
特に糖尿病の方がこの病気になってしまった場合、下肢の切断のリスクが高まりますので注意が必要です。
症状は約30%の患者さんにみられる「間欠性跛行」です。
これは閉塞性動脈硬化症より下肢の血流が悪くなるため、歩行をするとふくらはぎを始め下肢全体が疲れやすくなり、歩行が難しくなり足を引きずるように歩行してしまう状態です。
この症状は10分くらい経つと改善されます。
治療法は?
では閉塞性動脈硬化症の治療にはどのようなものがあるのでしょうか。
様々な検査を実施し、閉塞性動脈硬化症の程度を診断し、治療を行っています。
重症度はⅠ~Ⅳまで分けられます。
比較的軽度のⅠのレベルの場合には薬物療法を行います。
同時に危険因子である喫煙をやめるよう指導されます。
レベルⅡは薬物療法に加えて運動療法を行います。
治療を行いながら手術が必要かどうかを判断します。
重症度が高いⅢまたはⅣの場合、血行再建術を行うことになります。
これは閉塞している動脈にカテーテルを入れ、閉塞部にステントを入れて血管を広げるカテーテル治療、閉塞している動脈を新しい血管と交換するバイパス術があります。
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まとめ
閉塞性動脈硬化症は早期に発見されることで大きな治療を行わなくて済みます。
そのため下肢が冷えやすいなどの症状を感じたら早めに受診をしましょう。
また糖尿病や喫煙は動脈硬化を進行させてしまうリスクになります。
動脈硬化になる前に生活習慣を見直すようにすることも必要です。
喫煙している方や糖尿病の方が閉塞性動脈硬化症になった場合、下肢の血流が悪くなりやすく間欠性跛行になりやすい、下肢切断になるリスクが高くなるとされていますのでより一層の注意が必要だといえるでしょう。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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