徘徊する高齢者たち。見たことある方も多いと思います。

あんな格好で・・・こんな時間に・・・ひとりで何してるんだろう?

筆者は、夜中に寝巻でスーパーの袋を片手にもったひとりで歩く高齢者を見かけたことがあります。




そんな不思議に思った光景、心当たりのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

高齢者たちが徘徊する理由とは、一体何なのでしょう。

徘徊にはどんな理由が?

徘徊する高齢者たち その理由は・・・・についてのイラスト
徘徊という認知症の症状によって徘徊してしまう高齢者がほとんどです。



アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症とよばれる認知症の症状のひとつには
視空間認知障害といって道順などを覚えられないため、帰れなくなりひたすら歩き続けてしまいます。
距離・方向・位置などが理解できなくなります。



前頭側頭型認知症とよばれる認知症の症状のひとつには常同的周遊といった
同じ行動を続けることに強くこだわる様子が見られます。
例えば、毎日決めた散歩を絶対に行うなどです。
同じ行動にこだわりがあるので道に迷う事はありません。
他にも目的地がある場合としては「会社に出勤する」「自宅に帰る」ということもあります。


なにか用事がありで出かけたのに途中で思い出せなくなり、落ち着きをなくして歩き続けるということもあるそうです。
あと、居心地が悪いやつまらない、などといった理由で出かける場合もあるそうです。

徘徊を回避する方法

一番いけないのが「怒ること」です。
日々の生活の中で繰り返されたら「何度言ったら分かる!」「出てっちゃダメ!」
などと言ってしまいがちですが、言われると不安感がつのりなお一層症状が進行してしまいます。


・関心ごとを他へと向ける

「家に帰る」と思われている場合には「帰られる前に美味しいお菓子とお茶でもぞうぞ」とかしているうちに忘れてしまう
場合もあります。


・家の環境整備

「トイレが分からない」などといった場合には、分かる様な絵などの張り紙も効果があるようです。また玄関に
「さわらない!ただ今故障中」と張り紙してから出かけなくなられた方もいるそうです。

岡山市の取り組み

「行方不明高齢者さがしてメール事業」を開始し、高齢者の登録と、受信捜索に協力のための市民と事業者を募集しています。
登録者には靴に反射素材のシールを貼り付けます。

靴には市・番号を記載してあります。協力者へ徘徊者情報をメールで送信するものです。

登録費用は無料で登録情報等は市高齢者福祉課で管理します。



他にもGPS器具を身に着けてもらうなど、色々な方法が考案されています。
自治体によりますが、補助のある場合が
ありますので、詳しくは各自治体へお問い合わせください。

まとめ

高齢者の認知症は、ご家族にとっては不安で心配でたまらないと思います。

ホンの一瞬で危険にさらされてしまう事もあります。

24時間となると家族でさえも見守りきれません。

地域全体で認知症に理解を示していくことができればいいのですが・・・

まだまだ地域全体で、となると難しいものがあります。


ご近所同士の関係も希薄になってる現代ですから、まだまだ解決は難しいでしょう。