
肺炎による高齢者の死亡者数は多い…。種類と危険性を覚えておこう
投稿日 2017/06/19
最終更新日 2017/06/17
特に75歳以上の高齢者の場合、肺炎での死亡率が上がります。
肺炎にはいくつかの種類があります。
特に要介護状態の高齢者の場合には誤嚥性肺炎と呼ばれる肺炎を発症するケースが多くなっています。
どの肺炎にしても高齢者にとっては死亡するリスクが高いものです。
また高齢者でない場合でも肺炎の状態によっては命の危険があるということを忘れないようにしましょう。
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肺炎の種類とは
1つ目が細菌性、2つ目がウイルス性、3つ目が非定型型です。
1つ目の細菌性は誤嚥性肺炎が当てはまります。
2つ目のウイルス性肺炎はインフルエンザウイルスなどウイルスが原因で肺炎を起こすものです。
小児に多く発症します。
3つ目の非定型型はマイコプラズマなどの病原菌が原因となるものです。
高齢者に多いのは細菌性肺炎です。
食べ物が気管や肺に入ってしまい炎症を起こす誤嚥性肺炎が高齢者には多く見られます。
また口腔内の清潔が保たれていないことによる細菌が肺に入り込むことでも起こります。
高齢者は加齢に伴い、飲み込む力が弱くなること、気管に異物が入ってしまった時に吐き出そうとする力が低下してしまうことから誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。
肺炎の危険性は?
肺炎は日本人の死因の中で3位に入ります。
ちなみに1位はがん、2位は心疾患となっています。
また肺炎による死亡者のうち、75歳以上の高齢者が9割を占めているとのことです。
高齢者にとって肺炎は命を落とすリスクになるものですが、高齢者以外の場合でも肺炎の悪化により命を落としてしまうリスクもあることを理解し、肺炎にならないような対策を取ることが大切です。
肺炎は風邪のような症状が起こります。
発熱や咳、痰などの症状があり、「ただの風邪だろう」と油断している場合、肺炎を起こしてしまうこともあります。
2~3日しても症状が改善しない、高熱が出たという時には速やかに受診するようにしましょう。
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まとめ
高齢者にとってリスクの高い肺炎。
特に要介護の場合、誤嚥性肺炎などの肺炎を起こしやすい状態になります。
また介護を必要としない場合でも、加齢に伴い嚥下機能の低下が起こり、気管や肺に食べ物などが入り込んでしまうこともありますので注意が必要です。
また風邪が悪化して肺炎になることもあります。
風邪を引かないよう、しっかりとバランスの取れた食事をする、睡眠を十分に取る、手洗いを行うなど普段の生活の中で意識していくようにしましょう。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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