
飲み込む力が生死を分ける!?誤嚥性肺炎と飲む込む力
投稿日 2018/02/24
最終更新日 2018/02/26
そしてその嚥下の力が衰えて起こるのが誤嚥であり、肺炎のリスクを高めます。
特に高齢者の場合、誤嚥性肺炎で命を落としてしまう方も少なくありません。
高齢者に限らず、最近では若い人でも飲み込む力が衰えているとされています。
「食べる時に飲み込みづらくなってしまった」「むせるようになった」というような飲み込みが気になる方は注意が必要です。
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むせるは誤嚥の危険がある
最近食事の時にむせや咳込むことはありませんか?
このむせや咳込みは食べ物などの飲み込む力が低下していることを示していることがあります。
特に高齢者の場合、むせや咳込みは要注意です。
食べ物を飲み込む力は嚥下と呼ばれますが、この機能が低下することにより肺炎を起こすリスクが高まります。
嚥下とは食べ物などを送り込む力も含まれています。
高齢者になるとこの嚥下機能の低下はもちろんですが、食べ物が気道に入らないようふたをする機能も低下してしまいます。
そのため誤嚥が起こり、肺炎を起こしてしまうのです。誤嚥性肺炎は嚥下機能が向上しなければ繰り返してしまいます。
誤嚥性肺炎は命の危険も
日本人の死因の上位にはがんや心筋梗塞などの心臓疾患、脳梗塞などの脳血管障害があります。
しかし近年、この死因に誤嚥性肺炎を含む肺炎が挙がっています。
特に高齢者は誤嚥性肺炎尾のリスクが高いため注意しなければなりません。
誤嚥性肺炎を繰り返すたびに体力が低下し、寝たきりになることが多くなります。
また経口摂取ができなくなってしまうため、食べる楽しみが失われ、生きる意欲の低下にもつながってしまいます。
誤嚥性肺炎を予防するにはまずは嚥下機能を向上させることが必要ですが、これは専門の嚥下リハにお願いすることをおすすめします。
他に誤嚥性肺炎を予防するには口腔ケアをしっかりと行うことです。
口腔内が不潔だと溜まっている細菌を含んだ唾液を誤嚥してしまいます。
そうすると肺炎を起こしてしまいます。
そのため口腔ケアを行い、誤嚥性肺炎を予防することが必要なのです。
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まとめ
高齢者にとって大きなリスクである誤嚥性肺炎。
若いから関係ない、ではなくしっかりと今から飲み込む力を大切にしていきましょう。
時代の流れとともに食事も変化しています。
多くを噛まなくても飲み込めるようなものも増えていますが、それこそ誤嚥性肺炎のリスクになります。
食事をよく噛む、飲み込む力を意識してみる、最近むせるようになったという時には早めに受診をしてみるなどを意識してみませんか?
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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