
福祉先進国から学ぶ高齢者住宅のありかた
投稿日 2015/11/10
最終更新日 2015/11/10
管理型介護サービスと選択型介護サービス
管理型介護サービスは、行動の場所、時間などが決められている管理型介護です。今までの生活スタイルの変更を余儀なくされますが、費用が安い特別養護老人ホームなどに見られます。選択型介護サービスは、自分で決めた個別のサービスを受け、自分で決めた時間に介護を受ける選択型介護サービスです。
施設に入っても自分らしい生き方を実現する
自分らしい生き方を実現するには、自分が施設に合わせるのではなく、施設が自分に合わせる。そんな暮らし方を実現する必要があります。例えば!入浴や食事。何時〜何時までと内容まで決められています。
しかし、それは望んだサービスですか?自分らしい生き方とは、自分でサービスを決める。つまり、自由です。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の場合
サ高住の場合、決められているサービスは「安否確認」「相談サービス」です。それ以外の介護サービスは、自分で決めます。
起床時間、食事内容、食事時間、入浴内容、入浴時間
生活の全てを利用者本人が決めるサ高住では、介護関係の事業所が併設されたサ高住もありますが、基本的には、介護サービスなどは全て外部から提供されます。つまり、自分で決める事が出来るのです。
自由の中にも、大切な事は助言してくれる
とはいえ、全てを自由にしてしまう事が必ず良いとは限りません。自由を尊重するとはいえ、何でも自由というのは無関心と一緒です。時には家族や職員による説得が必要なケースもあります。その為、必ず施設見学の時に職員と利用者の相性は、確認したほうが良いです。
最後に
自分で自分のサービスを決める事は、自分らしい生活です。しかし、自分一人だけでサービスを決めると偏りがでます。普段支えてくるれる家族や医療系スタッフも交え、皆の意見を踏まえて決める事が大切です本当に大事な事は、自分で決めるのではなく、家族と共に自分達で決める事。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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