働き方改革法案が成立し、今後自分にあった働き方が選べる時代になると思われます。そうした働き方の多様化により、フリーランス(個人事業主)として働く人も増えていくのではないでしょうか。

フリーランス(個人事業主)とは、企業などの組織に属さず個人で仕事をしている人のことです。企業に雇用され毎月給料をもらう会社員などの勤め人とは異なり、請け負った仕事の成果や価値に応じて対価をもらう成果報酬型の収入になります。社会に出た多くの人がどこかの企業に勤めることが当たり前といえる社会では、比較的珍しい働き方といえるでしょう。

フリーランスの職種としては、ライターやカメラマン、デザイナー、エンジニアなどが代表的です。

こういったフリーランスの人でも「親の介護」は必ずつきまといます。

フリーランスの人が介護をする場合、会社に縛られていない分自らの裁量で介護と仕事の比重を決めることができますが、逆に会社から援護をもらうことができないというデメリットがあったりします。

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フリーランスという働き方

フリーランスには、労働法規が適用されません。

よく聞く「最低賃金」「労働時間」「休日」「有給休暇」といったものは、会社に勤める人を対象としているので、フリーランスで働く人は対象外となります。そのため、会社員であれば会社に守ってもらえる部分を、自己責任で行わなければなりません。

そのため、親の介護が必要になったときに、メリットもあればデメリットも出てきます。――では、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

デメリット

まず、デメリットとしては介護に当てる時間に自らの収入を保証するものがないということです。

月収100万円のアフィリエイターのようにサイトという資産を持っていて、労働によって収入が生まれない場合は別ですが、フリーのエンジニアをしていたりコンサルタントのような職種の場合は労働によってしか収入を得ることができません。

つまり、つきっきりの介護をすることになると、その間の収入がなくなってしまいます。会社勤めの方なら有給休暇や福利厚生のような支援を受けられるので、なんとか収入を得ることができますがフリーランスの場合はそうは行かないのです。

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メリット

最大のメリットはやはり、裁量性ということにあります。

仕事を受けるも受けないも自分次第であり、介護にあてる時間を確保することはサラリーマンに比べて容易です。サラリーマンの場合、会社にもよると思いますが時間的な拘束は多いです。

フリーランスの『仕事』と『介護』

上述したフリーランスという働き方を踏まえた上で、やはり不安といえるのは全てが自己責任になるということ。

企業によるものの、会社勤めであれば介護休暇のような介護と仕事を両立するためのサポート制度があります。しかし、フリーランスの場合そうした後ろ盾となって守ってくれる制度がないため、早くからもその時に備えておかなければなりません。

無理なく介護を継続できる体制を整えるためには、事前に家族とコミュニケーションをとり、家族の介護力がどれくらいあるか把握しておくことが重要です。また、手に余るような状態に陥った時、専門家の協力が得られるように、相談先や介護保健サービスを調べてくことが大切です。

フリーランスのセカンドライフ

上述したように、会社員と違いフリーランスとして働く人には介護と仕事を両立するためのサポート制度はありません。そのため、仕事を続けながら介護の時間をとれるのか、全て自己責任。自分次第なのです。

親の介護のために仕事を続けられなくなり、仕事を辞めてしまう介護離職が大きな問題となっている現在。働き方改革でも「介護離職ゼロ」実現のための話し合いが重ねられています。

フリーランスの場合、介護離職の心配はないものの、仕事が制限されることに変わりはありません。仕事と介護の両立には、契約先や家族から理解を得られるかが重要です。

今後、フリーランスとして活躍できる職種は多岐に渡るようになり、会社勤めから独立して、フリーランスという働き方を選ぶ人も多くなるでしょう。会社という後ろ盾を失い、すべて自己責任で仕事をするというのは、大きな決断が必要です。

現在個人事業主として活動されている方も、これからフリーランスを目指す方もしっかりメリット・デメリットを理解した上で決断するようにしましょう。

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